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どこで生きるか 誰と生きるか 何をして生きるか


島暮らしをしていたら、実家がひとつ増えた。

iPadを片手に、イラストを描きながら全国を旅している。
本当の実家には帰りもせずふらふら宿を回ってると、稀に新しい実家ができることがある。
今回は私の新しい実家である『瀬戸内ダイアログビレッジ』をご紹介したい。

瀬戸内ダイアログビレッジ
瀬戸内海に浮かぶ倉橋島にあるゲストハウス。
よく寝て、よく歩き、よく読んで…余暇を楽しむ宿。旅人と、地域と、対話する宿。

瀬戸内ライフ

ダイアログは「対話」ビレッジは「村」
瀬戸内ダイアログビレッジでは地域全体を宿と見立てており、島で暮らすように滞在できる。

1,2泊では足りないと思う。私はこの島に9日間滞在している。
島生活を体験できるおばあちゃん家のような場所で、散歩したり昼寝したり釣りしたり本を読んだり絵を描いたり各々好きなことをしている。

地域の人との関わり

島で暮らして思ったことは、地域の人が気さくで面白いということだ。
気持ちのいい挨拶をしてくれたり道に迷ってウロウロしていたら声をかけてくれたりする。

喫茶店でお話ししてたら、「歌聞く?」と言われて、おっちゃんの弾き語りが始まった。
あとなぜかレモンをもらった。

海テラス 月乃船


ミツバチを飼っているおっちゃん家の巣を見学し、蜜を舐めさせてもらった。
あとなぜかきゅうりとトマトをもらった。

蜜うめ〜


よく寝て、よく歩き、よく読んで

島での生活は感性が豊かになる気がする。
4時に起きて海で朝日を眺める。
朝ごはんを食べて二度寝する。
地域の人とたわいもない会話をしながらお昼を食べる。
島を歩き回って描きたいものを探す。
素朴な雑貨屋さんで便箋を買って、手紙を認める。
今日を思い出しながら絵を描く。
夕日の美しさに1日の終わりを感じる。
本を読みながらいつの間にか眠りにつく。

大浦崎海岸から見えた朝日

ただきれいなものがきれいに見えた。
写真じゃ撮れないきれいなものを絵で残したいと思った。

島にいるとこれまでのことを忘れそうになる。
お金のこととか仕事のこととか生きる意味とか。憎しみとかもうっかり忘れてしまうところだった。
心の毒が浄化されて無くなってしまうかと思った。恐ろしい話である。 

どこで生きるか。誰と生きるか。何をして生きるか。
そのすべてがピタッとハマった感覚がある。

満たされるってきっとこういうことなんだと思った。
財産や収入などでは満たされない豊かさがここにはあった。

火山からの景色

この島は、海と空のシンプルな空間が多い。
私が暮らしている東京は情報量が多すぎる。

都会の喧騒に疲れたら。
新しく何か始めたかったら。
絵や小説や音楽を作るなら。
ここでのんびり暮らすことをお勧めしたい。



海の絵を一枚描いた。

またここに戻って来たいと思う。私の新しい実家に。

旅するイラストレーター 熊谷のの


瀬戸内ダイアログビレッジのリンク
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