デザインレビューってどうしてる?
こんにちは。
ぼくはCAMPFIREというクラウドファンディングサービスで、特に支援者さん(ToCサイド)のプロダクトマネージャーをしています。
まだまだ駆け出しPdMです。
今日はそんなかけだしの僕がUIデザインレビューについて、意識しようとしていることについて書いてみます。
同じく駆け出しだよ!という方や、たしかに難しいな、と思う方、またPdMとのレビューがうまくいかないな、と悩んでいるデザイナーのみなさんに是非読んでいただけると嬉しいです。
デザインレビュー、PdMとしてどう臨むべきか?
PdMの仕事についてさまざまな書籍やコラムが書かれる世の中ですが、ロードマップやスクラムの運営について書かれているものが多く、なかなか個別の施策の粒度に注目して書いてくれているものが少ないよね、と常々思っています。(デザイナー出身PdMが増えてなんとなく困ってないのかな…?)
そこで今日は「非デザイナーPdM、UIデザインレビュー難しくない?」というお題でnoteを書いてみます。
では早速ぼくの結論からです。デザインレビューの場面、PdMにとって一番大切なこと、それは「方向性を示すこと」と「その方向性にどれだけ合っているかの感覚を伝えること」なのではないでしょうか?
デザインフィードバック、なんでこんなに難しいの?
デザインに対して言葉でフィードバックをするのは、思ったより難しいことです。特にデザインの専門知識がないと、何をどう伝えればいいのか悩むもの。難しポイントは、ずばり「なんか思っていたのと違うものが上がってきたけど、うまく何がだめ(だと思う)か説明できない」に尽きると思います。
言葉にするのが難しくて、ついつい他社のUIに言及して煙に巻いてしまったり、とにかく違うことだけ伝えてもう少しリサーチしてきて、と言ってしまったり… あなたにも経験あるんじゃないですか?
つまるところ、「言語化」が難しさを作っているんだと思います。
言葉にするのが苦手?それでも方向性は伝えられる
デザインのバックグラウンドがないPdMでも、「方向性を言葉にする」ことぐらいはできなきゃですよね。具体的なデザインの細部に踏み込むのではなく、「こんな感じにしたい」「これでイメージが伝わる/伝わらない」といった視点でフィードバックはしていく必要があります。
では「方向性を言葉にする」とは何か、それは何を実現するべきかをできるだけ齟齬がないように方針を立てることだと思います。
見落としがち?デザインレビューで一番大事なのは「軸の整理」
デザインレビューでまず、時間をかけるべきは「軸の整理」です。
例えば、あなたはECサービスの担当PdMであり、商品ページに特集ページへの導線を作ることで特集企画による売り上げを最大化する施策を考えているとします。
他社のサイトを見れば、たくさんの事例があり、特集への誘導バナーがヘッダー設置されていたり、インターステーシャルなポップアップが表示されていたり、商品の詳細テキストに組み込まれていたり… それぞれのサイトで思い思いの表現がされていることも、簡単にイメージができますよね。
さて、ここで大事なのは今回の施策でどの形を取るべきなのか、です。それを最終的なUI/UXとして送り届けていきます。
その方針となるのが、軸の整理です。例えば、広告的に伝えるのか、商品の属性として捉えるのか、ユーザーのアクション前に提示するべきか、それともアクション後に?と言った具合です。
ここで、実際のユーザー体験を2つ考えてみましょう
①の場合は広告的に積極的な提案をサイト側がしており、ユーザーのアクションよりも優先した誘導になっていますね。
一方で②の場合はユーザーは特集をその商品の属性情報として受け取り、より深い検討をするための誘導になっています。
どんな体験を作りたいのか、方向性をストーリーとして共通の認識を作り、軸の中で整理をしていきましょう方向性が見えれば、それを実現するのかどうか、具体のデザインに対して僕たちはレビューをすることができると思っています。
逆に考えると、デザインレビューでPdMが苦しんでいる場合、ユーザーがどんな体験をするのか、ストーリーに合意できていない可能性もあります。そこから立ち開けることで、よりよいレビューができるのではないでしょうか!
最後に
と、こんな具合でレビューするといいんじゃないかという僕の意見を書いてみていますが、まだまだよいレビューができるまでの旅は長そうです。
かけだしPdMまだまだ良くなるためにいろんなことを勉強していきますので、応援していてくださいね。
Twitterのフォローも是非お願いします(投稿しなきゃと焦るようになって、発信力が上がります)
それではまた!