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お風呂場に閉じ込められてとんでもないことになりました

今週のびっくりする出来事だったので

せっかくなので記事にしたいと思います。

つい先日の暑い日。

夜から外で仕事だったので、出かける前に汗を流そうと、

シャワーを浴びることにしました。

夕方、17:30を過ぎた頃だったと思います。

シャワーを浴びてスッキリとした状態で

支度をしようとすると、


お風呂場のドアが開かなくなっていました。


そういえばもともと立て付けが悪かったのか

ドアノブがちょっと錆びていたせいか

ドアが開きづらくなっていたのは感じていましたが

ちょっと力を入れながらひねれば開いていたので

そのままにしていました。

けれども今回は、うんともすんとも言わない状況です。

いやーー、どうしよう、と頭を抱えました。


なにせ助けを求めようにも

当然スマホは風呂場の外に置いています。

一瞬窓の外の人に助けを求めようとも考えましたが

全裸のアラサーが通りがかりの人々に声をかけるのも

それはそれで事案になりそうだなと考え、思いとどまりました。


手が滑るからだろうと考え、

一生懸命水を切って、手を乾かして、

再度挑戦するも、なかなか開きません。

ドアとドアの間からわずかに見える

ドアとしてのストッパーの部分が全く動いていないのがよくわかります。

ドアノブを反対側にひねったり

ドアを押し込みながら開いたり

色々試しましたが、開きませんでした。


お風呂に入ったのが17:30頃ですが、

実は仕事の打ち合わせが、18:30からありました。

家からすぐのところなので、そんなに時間もかからないだろうと

たかをくくっていましたが、まさかここで時間をとられるとは。

しかも、自分がハンドリングをする打ち合わせだったので、

欠席も許されないですし

そもそも遅刻の連絡すら入れられないこの状況は

本当にまずいものでした。


閉じ込められてふと思い出したのが

動物は閉じ込められることに弱いという話でした。

たしか大人気青年マンガ 範馬刃牙シリーズの

「バキ」か「範馬刃牙」の登場キャラクター

Mrアンチェインことビスケット・オリバの使う技でその解説があったかと思います。

幼い頃、虫を持ち帰ろうとして、

手の中に閉じ込めて慎重に帰った少年は、

はじめは生命力に溢れていた虫が

ほとんど飛ぶこともできないぐらい弱っていた、

それほど、動物にとって閉じ込められることはストレスなのだーー

みたいな。

そんな漫画のワンシーンも浮かびましたが

たしかに精神的にタフだなと感じていました。


次第にドアが開かないことや

全裸でなにやってんだろうということに

少しずつイライラし始めました。

今思えばそんなわけないのに

ドアを叩けば開くんじゃないかと考えて

ドアを叩いたり、蹴ったりしていました。


家の風呂場のドアは、

中央の金属板を挟んで

2枚のすりガラスがはめ込められています。

そのうち、下の方のガラスを

イライラにまかせて蹴り始めました。

どうにか状況に変化をもたらしたく

下のガラスを今までより強めに蹴ったところ


ガラスが割れました。

まさか割れるとは思っていませんでした。


ただ、ガラスが割れてラッキーなことに

ドアを開けずとも下からくぐり抜けることができるようになりました。

ガラスは割れたと言ってもまだドアにくっついているので

このまま潜ろうとすると体が傷つくなと思い、

1枚1枚ガラスを慎重に外してから

やっとのこと風呂場から脱出しました。


ガラスを蹴破るときに傷がついたのか

それなりに出血をしていたので、

まずは治療、と絆創膏を貼ります。

しかし湿気のためか絆創膏がくっつかず

最終的にキッチンペーパーとテープをつかって

素人なりの止血を実行。

水で洗い流し、消毒をして、なんとか脱出に成功しました。

その時すでに18:20、慌てて打ち合わせのメンバーに連絡をします。

なんとか10分遅れで済みましたが

まさかドアが開かなくなるとは

普段の手入れをちゃんとしようと改めて決めました。


せっかくなので話のネタにしようと

友人に笑い話として話していたのですが

ある友人から「ガラスの傷は、縫ったほうが治りが早い」と聞き、

翌日に病院に行くことにしました。

たしかに足の裏も怪我をしていたようで

歩くと痛いなーなんて思っていました。

一応見てもらうか、という軽いノリで病院に行ったのですが、

病院に行って、ほんとうに良かったと思いました。


結果的に、合計13針を縫う怪我になっていました。

治療費は1万円ちょっと。なかなか痛い出費です。

どちらかというとガラスを蹴破るときよりも

治療のための麻酔や縫合のほうが

めちゃくちゃ痛くて驚きました。

もう二度とガラスは蹴破るまいと誓ったものです。


また、傷口は絶対に濡らしてはいけないそうで、

細菌などが入ってこないように抗生剤と、

痛み止めのための薬も出てきました。

整形外科も薬をだすんだなと、ちょっと意外な気分でした。


今思うと、お風呂場に閉じ込められたときに、

もっと他の選択肢があったなと感じます。

今回は、この経験からの教訓を最後に書いて

締めくくろうと思います。


1.ガラスは、道具を使って割る

当たり前ですが、手や足を使って割るのはかなり危ないです。

単純に痛いとかだけでなく、傷口から感染症のリスクもあります。

なので、万が一閉じ込められた際には、

必ず道具を使って割りましょう。

今回のようなケースであれば、

・シャワーヘッド

・風呂桶

・お風呂の折りたたみ式のフタ

などが、それに当たると思います。

ぜひ、道具を使って割りましょう。


2.体は、3ヶ月前食べたもので作られている

お医者さんに「治りが早くなるような食べ物」について

質問をしたところ

そんなものはない、との回答でした。

今まで食べてきた食べ物が自分の体を作り、

今回のように怪我をした場合は、

今まで食べてきたものが、体を治すそうです。

望ましい食生活(肉、魚、野菜をバランス良く食べる)のは

あるにはあるものの、

それは、次怪我したときに役に立つのであって

今の怪我にはそれほどうまく働かないそうです。

やはり、予防というか、

いざというときの準備って、どこでも大事なんだな、と学びました。


みなさんも、もしかしたら人生に一度はあるかもしれません。

その時は、道具を使ってガラスを割ることと、

普段から食生活を見直すことを心がけましょう。


それでは皆さん、体には十分に気をつけて。

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