講義中に不審者侵入、学生に暴行 法文棟が一時立入禁止に
5月6日の午前、熊本大学に不審者が侵入し、学生に暴行する事件が発生した。
6日の10時半頃、熊本大学黒髪北キャンパスの法文学部棟A2教室で2限目の講義が開始された直後に「中年くらいの女が突如侵入し、教室にいた女子学生に柔軟剤のような液体をかける」(目撃者談)などの暴行を加えた。女はその場で男子学生により取り押さえられ、学生からの通報を受けた警察により現行犯逮捕された。
学内に警察車両や警官が駆けつけて学生に事情を聞いていた他、大学付近に救急車や化学車が待機し、文法棟が一時立ち入り禁止になるなどして騒然となった。付近では学生が心配そうに見守る姿も見られた。
6日は祝日の振替休日ながら熊大では開講日で学内では講義が行われていた。大学では現在、警察と詳しい事実関係を確認しているという。
同時刻に法文棟にいた学生は「キャンパス内にパトカーが来て騒がしくなったので何事かと思ったら、警察官が集まってきていたので驚いた」と当時の状況を語り、「こういうことがあると今まで学内で自由にやれていたことに(入構規制等の)制限が強まることがあるので…」と今後の対応を心配していた。(取材班)
※ヘッダー画像は熊本大学新聞社撮影の文法棟外観(本事件とは無関係)
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