最期の思いを知ることができる珠
町田そのこさん著「ぎょらん」という小説を読みました。
亡くなった人が最期に思いを残せる珠、それがぎょらん。都市伝説のようなお話でした。
「死」をテーマにした小説でしたが、登場人物は、亡くなった人が自分を憎んでいたのではないかとか、その人の死を後悔しているとか、いろいろな人間模様が描かれていました。
ぎょらんは人が亡くなった後に、その人とつながれる糸のようなものでしたが、
私たちは、人が亡くなってから後悔するのでは遅いということを読んでいて感じ取れました。
人が亡くなる前に、会いたい人に会う。伝えたい気持ちを伝える。
日常の中で、一人ひとりとの出会いを大切にし、丁寧に付き合っていきたいと思いました。
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