見出し画像

人生邂逅 ・まなび編           ◆体験談から -36 =前編=

”1万人の第九”  ブラボーの復活!    

12月3日(日)本番当日は快晴!

予定時刻を30分過ぎて起床。

大慌てで、最低限のルーチンをこなし、慣れない黒の蝶ネクタイをつけ
自宅を出立。

会場の大阪城ホールには、ほぼ予定時刻に到着。

入り口で、コロナ対策用のネックファンと座席番号の確認が行われ、思ったより早く席に着くことができました。

すでに7割がたは埋まっており、左・右両隣席の方に挨拶し、気合を入れ直しました。

この後は、儀式とも言われる「席移動」

欠席者の席を埋め、見栄えを完璧にするために、センターを基準にブロックごとに移動。
なにせ、1万人ですから。

40分ほどかけてようやく完成。 
これで、10時。

これから、準備体操と発声練習。
その後、30分ほどの休憩。

ココで想定外が発生!

トイレに集中、動線が入り乱れて、行きも帰りも長蛇の列になり、予定時間には戻ってこれないヒトが続出。 

次の通し稽古(ゲネプロ)が11時からの予定でしたが、15分遅れでスタート。

ここで、いよいよ佐渡裕さん登場!

第2部の第九をオーケストラが第1楽章から第3楽章まで演奏。

恥ずかしながら、第九をフルで聴くのはこれが初めてで、なんと美しい曲なのかと、聴き惚れました。

私たちは、第4楽章からの参加。全員タイミングを合わせて起立することがまず、最初の重要ポイント。

あとは、バリトンソロの歌手に途中から「フロイデ」の第一声で参加。

オーケストラに合わせて歌うなんて、なんと贅沢なと思いながら、なんとか最後まで歌い終えました。

やはり、1万人の歌声は迫力が全然違います。 歌いながらも感動!

次は、第1部のリハーサル。
メインパーソナリティーの田中圭さん。とゲストのEXILE TAKAHIROさんの登場で、会場は大盛り上がり!

佐渡さんの時よりも拍手が大きいと、悔しがっておられました。

田中圭さんは、さすが役者。
アドリブを聞かせながら佐渡さんと絶妙な掛け合いをされていました。

TAKAHIROさんの新曲  ”Unconditional”  は、イントロが始まった瞬間
なぜか、涙がこみ上げてきました。

そういえば、しばらく感動で泣くことなどなかったな~~。と。

それにしても、TAKAHIROさんは、惚れ惚れするほど美男子でした。

その後、「道」「CHO CHO TRAIN」をコラボ。

無事 通し練習を終了して、本番前の休憩に入りました。 
ここで14時。

この後、本番は予定通り、順調に運びました。

一番肝心の私たちの出番はよく覚えておらず、ただただ無我夢中で周りの人たちに合わせて、歌い上げました。

結果的にわたしが、合唱で貢献できたのは、7割程度。
残りは、勇気ある撤退。(この言葉がどれほど救ってくれたか!)

一か所、フライングはありましたが、大きな失敗はなく、手前みそながら
練習を通じて、もっともよい出来栄えだったと思います。


最後のサプライズは、

阪神タイガースの大竹投手の登場と全員での「六甲おろし」の大合唱!

カーテンコールはブラボー!の声とともに10分以上続き、全員が総立ちで
感動と感謝に酔いしれていました。

1万人がこころと声を合わせて、一つの作品を作り上げる。
そこに参加できたことの喜びと充実感をかみしめながら、会場を後にし仲間3人で反省会へと向かいました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?