人生邂逅 ・まなび編 ◆体験談から -32
先月末 あらたに、二人の訓練生が旅立ちました!
同期生で通所期間は1年半。
タイプは正反対で就活スタイルも両極端のお二人でした。
性格:
A君 明るく元気、だれにでも気持ちよく挨拶、社交的
B君 穏やかで物静か、何事にも動じない、クール
就活:
A君 入所して半年で準備開始、見学会や実習にも積極的に参加、数多くの企業にエントリーし、最終的に実習で高評価の企業で内定
B君 1年以上経って準備開始、エントリーはスタッフから勧められた1社のみで、実習を経て採用内定
A君は性格的に周囲から可愛がられるタイプですが、弱点はアドリブに弱いこと。
想定外が生じると対応に苦慮し、思考停止になってしまいます。
また、繊細さ故に心配症が過度に出ることもあり、対応に苦慮していました
それでも、訓練のなかで「オンライン店舗」というネットによる古書販売のチームに入り副店長、店長を経験する中で、その弱点を少しずつ克服して行ったように思います。
もちろん、まだ十分とは言えませんが、少なくともサブリーダー的な立場であれば、立派に役割を果たしてくれるに違いありません。
だれに対しても、さりげなく心配りができるところは一番の魅力です。
高齢者施設での仕事になりますが、こんな人が近くにしてくれたらどんなに安心か。
きっと、皆さんそう思われるはずです。
内定をもらったとき、親御さんから強い反対があったそうですが、それをも押し切って自分の意思を通したこともとても立派です。
応援しています!
B君は一見とても大人しく、まじめを絵にかいたような人ですが、一方では秘めた闘志を持っています。
グループワークに早くから参加していましたが、当初からリーダー役は苦手と割り切ってサブか、メンバーに徹していました。
けっしてでしゃばることはなく、じっくり状況を見ながら、それでも譲れないところや抑えておくべきところでは、きちんと自分の意見を伝える。
ものごとを客観冷静に見据えているので、指摘がじつに的確。
目立ちはしませんが、チームへの貢献度は大でした。
また、データ入力やチェックのスピードと精度が高いのも彼の特徴でした。
結果的に、大量のデータを扱うことを主とした企業へ入社が決まったのですから、まさに適職といえます。
エントリー1社で即決定は、わたしが知る限りは初めての快挙!
凄いことをやってのけたのですが、いつもの通りポーカーフェース。
そこがかれの魅力なのですが。
きっと、周囲からも頼りにされる人材になってくれるでしょう。
応援してます!
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