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人生邂逅 ・まなび編      ◆Sien.Labから -29

インスタントラジオ #744 
選択決断の正解を探すよりもっと大事なチカラとは?

Shien.Labの多田先生が毎日音声で約10分間の講義をして頂いています。

これがインスタントラジオで、すでに2年を過ぎ700回を優に超えています。
1週間分をまとめて発信して頂き、それらを一気にメモを取りながら聴かせて頂いています。
毎回、新たな気付きをいただく貴重な学びの場であるとともに、一服の清涼剤にもになっています。

その中から、とくにこころに響いた回がありましたので、取り上げさせて頂きます。

人生は選択決断の連続です。
大小はあるにせよ、何らかの決断を迫られ、何かを決断して毎日を過ごしています。
この時の考え方として、
致命的な失敗をしない。ようにと考えると決断できずに悩みます。

一方、どう決断しても正解は分からないのだから、
選んだことを正しかったと思えるようにする。
この信じる力。こそがとても大事なのだという考え方です。

選んだあとで、なにか思いもよらぬことが起きると、失敗したと思って後悔する。
ありがちなことですが、こうなると、なにをやっても同じことの繰り返しになる。 
   「こんなはずでは? は人生にはつきものです」

結局は、選択決断した時点。がすべて。で、

未来はだれにも分からないのですから、
選んだ道が正解で、その道を悔いのないものにするかどうかは、自分次第。ということでしょう。

今から30数年前、まさにそのことを諭して下さった方がおられます。

すでに、何度かお話したことですが、社内ベンチャーに挑戦したときのことです。
仙台時代にお世話になった上司の方に、近況報告として社内募集に応募したことをお伝えしたところ

「北川君、その決断したことがすでに成功なんだから、これから経験することはすべて君の財産になると思って、思い切りやるといいよ!」と、励まして下さいました。

正直、このときは何を言われているのか、よく理解できませんでした。

しかし、ベンチャーをやり始めて半年ほど経ったころから、この意味がやっとわかるようになりました。

この時は逃げ道を塞いでの決断でしたから、なおさらだったのだと思います

何度も悩み、応募用紙を書いては破りを幾度か繰り返した挙句、決死の思いで封印し、社内送達便で送付したことを今でも覚えています。

送達便に入れたときに覚悟を決め、退路を断った。(よくよく冷静に考えると、それほど大それたことではないのですが)

その後は、一度たりともこの決断を疑うことはありませんでした。
「この決断に間違いはない」と、こころから信じ切れました。

ほかにも、私にとっての大事な決断は、
クラブ活動(野球部、柔道部、応援団)の選択
大学や研究室の選択
就職先の選択
異動希望先、転職先の選択
伴侶の選択 などなど

この中で、転職先については、2回ほど失敗(?)をしましたが、決して後悔はありません。

半分は強がりかもしれませんが、失敗から得られたものは大きく、苦い経験からしか学べないものがあったことは確かです。

正しい選択を追求するより、選択した道こそが正しい道と信じ切ること。

ところで、今の自分を振り返って、
    う~~~~!   やはり、人生は難しい

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