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館林でロヒンギャのご家庭にお邪魔して

群馬県館林。昨日は日頃からお世話になっているロヒンギャの方の自宅にお邪魔してイフタール(ラマダンの時期に1日の断食を終え日没後に最初に食べる食事)をご馳走になった。

奥さんが腕を振るってくださったビルマ料理の数々。ボリュームが凄くておののくも、どの料理も最高に美味しい!本当に。

イフタールは米は食べずにひよこ豆のカレー(バングラデシュ人は固め、ロヒンギャは柔らかく煮るそう)や麺類が主食になるそうだ。かんぴょうやナスの天ぷら、豆のコロッケや揚げ春巻き、サモサ等をラカイン州北部マウンドーのオリジナルと云う秘伝ソースに浸けて頂く。美味し過ぎる。

甘いピンクのパフェ的なファルーダにはタピオカと自家製プリンが投入されてて、さらに「新畑さん!プリンもまだ食べてね!スイカもあるよ!新畑さんオーノーカオスエ(ココナッツスープ麺)も食べてね」と、もはやコントみたいな夫婦の手厚いおもてなしで、破裂寸前のお腹を抱えて名残り惜しくも館林を後にした。

30年近くも前にミャンマーでの弾圧から逃れた夫婦が懐かしそうに故郷マウンドーの料理や、シットウェの屋台でラカイン人が作る(私も大好物の)ラカインモンティーの味を語ったり、クセや臭いがあるけどたまらなく美味しいらしいジリンマメについて教えてくれたり。

彼らはもう一生戻ることは叶わないかもしれない故郷ラカインの話を聞いてると本当に切なくなる。俺みたいな観光客が気楽に行き来できるのに(残念ながらマウンドーは無理だけど)。

平和がいい。本当に。考えさせられる週末。シュクリア。

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