光陰矢の如し
日曜日、スマホに保存されている昔の写真をゆっくり見返す。
数ヶ月前の写真だけではなく、数年前の写真さえも、ついこの前の思い出としてよみがえる。
私自身、独りでいることが好きな人間ではあるが、スマホの写真を見返すと人恋しくなる。
光陰矢の如し
ジャネーの法則というものがある。
ジャネーの法則(ジャネーのほうそく)は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。ジャネの法則とも表記する。
簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)と主張したものである。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
(引用:Wikipedia-ジャネーの法則)
この法則によると、「体感だと人生の半分は19歳」だそう。
一年間が「一瞬」という表現は針小棒大ではあるが、歳を重ねる度に時間の経過を早く感じられるようになったことは事実だと実感している。
「社会人になったら、本当にあっという間だよ。」
ついこの前、大学時代のサークル先輩に言われた。
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社会人
日々の業務内容は多少の変化はあるものの、大枠は変わらないルーティンワークだ。単調だ。
1週間が3日間くらいに感じる。
ただ、仕事の内容は嫌いではない。
単調な日々を送っているから、尚更「あっという間」だ
と感じてしまうのかもしれない。
今週の土日は一日の大半を自宅のベッドとビーズクッションの上で過ごした。
強いて何かしたと言うならば、牛丼チェーン店とラーメン屋さんに行って、ディスカウントストアで買い物をして、夜に独りでお酒を飲んで少し贅沢したことくらいだ。
小さな幸せ。
会話という会話はしていない。
唯一の会話はスーパーの店員に「レジ袋はいりません。」と言ったことくらいだ。
悪くない休日だとは思うが、単調な休日でもある。
満たされているような満たされていないような、複雑な気分。
月曜日がすぐそこまで来ている。
月曜日は毎週声が掠れている。
出勤前に一曲熱唱でもしようか。
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