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とある競歩人の雑談 km.12
どーせだれもみてないと思うけど、高校生位の競歩選手とかみてて思うけど、下半身とのリズムがあわなくて、フォームがギクシャクする位であればムリに腕を大きく振る必要はないのかなと思う。
無論大きく振れるに越したことはないけど、5000mWを22分~23分台のタイムであれば足さばきだけでもいけるかと。トライアスロンのレースでは後半に足を残す為にスイムでは、上半身主体で泳ぐという作戦もある。
それにならったわけではないけれど、私自身高校時代は、スタートの1周目は7割位の力配分で腕を振って歩いていたが、その後から4000m位までは腕振り5(4):足のさばき5(6)で歩き、残りの1000m位からは腕振り6:足のさばき4の力配分を意識していた。そうじゃないと5000mを失格せずにラップを落とさず歩き続けるにはフォームが保てなかったからである。
極端な話私の作戦としては、後半に『足をためる』ではなく、『腕をためる』であった。
全国クラスの選手は上半身と下半身の完成度が高いゆえに速いタイムの中でも力強く、腕の振りも足も高いレベルで『両立』してさばくことが出来るが、そのレベルに達していない選手であればムリに理想のフォームを追うのではなく、腕振り重視、足さばき重視と『分割』して考えて練習、レースにのぞんでもよいのかも知れない。
二兎を追うものは一兎も得ずではないが二兎同時に得ようとして自分で課題のレベルをあげて(最悪諦めて)しまうよりも、一つずつ課題をクリアしていくほうが良いのかなと思う。こういった思考が競技を長く続けるコツであり、ブランクが10年以上あったとしても競技に復帰できた秘訣なのかなと自己分析する。
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