CourseraでGCPの使い方講座を受けてみた

コンテナはAWSのECSなどで少し触ったことがあるものの、Kubernetesの方はなかなかとっかかりがつかめず触れずにいた。

そんな中、『分散システムデザインパターン』を読み始めたところ、最近では当たり前かもしれないけど、Kubernetesを使った説明がいたるところに出てきて(そもそも著者が開発者だし)、これは触らないとよくわからんとなった。

そんな折、登録だけしていたCourseraから"Architecting with Google Kubernetes Engine: Foundations"という講座の案内メールが届いて、ちょっとやってみることにした。

まだ始めたばかりの段階での感想になってしまうが、以下の2点がすごいなと思った。
1.日本語の翻訳字幕が表示される
2.Qwikilabsでアカウント作成なしでGCPの使い方が学べる

以下で概要を少しだけ。

1.日本語の翻訳字幕が表示される

講義は英語だけで行われる。が、それぞれの動画に日本語字幕がついていて、内容は日本語だけでも理解できる。
英語のトランスクリプトも表示されるので、一緒に英語を勉強したいという場合にもいいのかもしれない。
1~2年くらい前に別の講座をやってみたときには、英語字幕くらいしか選択できなかったきがする。英語がまったく聞き取れないし、読むスピードもあがらない自分には非常にありがたい。

2.Qwikilabsでアカウント作成なしでGCPの使い方が学べる

日本語字幕よりも便利だなと思ったのがこちら。

勉強を始めたものの、実際にクラウドサービスを使うにはアカウントの作成をしなければならない。まちがってサーバインスタンスを放置しちゃったりすると思わぬ金額が課金されちゃうみていなこともないことはない。

Courseraのこのコースだとその辺が講座内でうまく取り扱われていて、GCPのアカウントなしでも、指示通りに画面操作をしていくことで実際のGCPを使った演習ができる。

具体的にはQwikilabsというサービスを経由して、一時的なアカウントを作成して演習を行う。参考に画面をいくつか。

1枚目が演習を進めるための画面。実際の操作手順が列挙されていて、それを読みながら操作を進めていく。
演習途中には、進捗を確認するボタンがついていて、適切に操作ができているとOKとなり先に進める。要するに自分のやっていることがあっているのかをちゃんと確認できる。
左上に、環境の使用可能時間が表示されている。演習の内容によって、時間は長くなったり短くなったりするみたい。

2枚目がQwikilabsから作成したGCPアカウントのコンソール。画面上ではLAMPスタックのサーバを起動しているところ。

3枚目はコンソールからSSHでサーバにつないで作業をする場面。これも演習内の手順通りに実行している。ターミナルも不要。

演習が終わったら、1枚目の左上の"End Lab"ボタンを押すことで環境を片付けられる。


今回はGCPの講座だったけれど、Qwikilabsを使った上のような演習のしくみはAWS用のものもあるんですね。全然知らなかった。
https://www.qwiklabs.com/?locale=ja


なにか新しいものにとっかかろうとすると、とっかかること自体のハードルが高いということもあるような気もするので、とりあえずポチポチ操作していけば、実際に動くものを作れるというのはありがたいと思う。


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