人事評価における評語の考え方
人事評価の評語は一般的に
S:期待をはるかに上回った
H:期待を上回った
A:期待どおりだった
B:期待を下回った
のような形で、評価者の期待を基準にして評価をします。
このシステムで悩むのは、「SとHの差」です。
これには2つの考え方があります。
1.レベル差で考える
Sは2段階くらい上、Hは1段階上のレベルのパフォーマンスをこなしたという、レベルの差を見る。
2.持続性で考える
Sは上のポジションのパフォーマンスを常に発揮している、Hは常にではないがときに発揮している、という考え方。こちらはレベル差ではなくコンスタントさを見る。
1は、SとHのレベル差が説明つきにくいのでフィードバックが難しい。
2は、持続性を問題にしているので比較的フィードバックしやすく、被評価者も納得しやすい傾向にあります。
打者でいえば、1は本塁打の飛距離、2は打率を見ているような感じでしょうか。
飛距離の出る打者も魅力ですが、確実性を求めたい=昇格の資質を見るのであれば2の考え方のほうが使い勝手がよさそうです。
評価制度運用で、ここが抜けていたのに気づいた、takaでした。