人生は楽しいもの

「人生は楽しいものよ。
そんなに考え過ぎずに、
もっと楽になっていいの」

昔とある先輩から頂いた言葉。もうそれから5年以上経つのだけれど、未だによく思い出す。

今は、本当にそうだとしみじみ思う。
あの頃自分を縛っていたのは、他の誰でもなく自分自身の思考だった。

そして、同時期に大切な仲間の死があった。
この手の話はあまりあげるべきものではないのかもしれないが、綴らせて頂く。
持病もなく健康で、20そこそこのその人は、ある日突然帰らぬ人となった。
事故でもなく、原因不明の突発的な急死だった。
毎日馬鹿な話で笑い合って隣りにいてくれるのが当たり前だったその人が突然ぽっかり居なくなった。このことは未だに現実でないように思える時がある。

それと同時にこう思う。
人生本当に何があるか分からない。
どんな人でも、明日、いやこの10秒先だって必ず生きている保証なんてない。

だから、楽しんじゃえばいい。
でも、楽しまなきゃ!て力まなくてもいい。楽な時が合ってもいい。
今あるこの時間と小さな幸せたちに感謝して、マイペースに楽しむ。それでいい。

自分の人生で出逢う様々な人々との会話や出来事。
そこで得た学びが血となり肉となりそして時に薬にもなって、今の私を形作っている。
今は、その人に二度と会えなくても、またはコロナ禍で会うのが難しくても、その感謝を言葉と行動で示せる素敵な大人になりたい。
そう思う休日の午後なのであった。

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