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私の写真_1

15年程前から写真をやっている。
写真専門学校へ入りモノクロから始めてカラーネガフィルムを経由して2013頃からデジタルへ。
以降ずっとNikonのP7700というコンデジで写真を撮っている。
モノクロ時代はグラフィカルでハイコントラスト。
要は森山大道のような写真を撮っていた。

その後色々と写真集を読み漁りアメリカン・ニュートポグラフィックやアメリカン・ニューカラー、日本の90年代のカラー写真などに影響を受けてカラーネガを始めた。

自宅にカラー写真現像機を揃えて自家プリントも行っていたが、アナログ産業縮小によるフィルムやペーパーの価格の高騰、なにより手間がかかった為、デジタル機材へ切り替えていった。
アナログからデジタルへの移行は金銭面や手間も大きな理由だが、アナログに取り組む際の〝重たさ″のようなものが煩わしかったからだ。

ファインダーを除いて一枚に精神を集中するのがしんどくなったと言うのもあるし、同じ場所を何枚何十枚とアングルを変えて撮りた買ったのでデジタルデータの方がその点勝手がいい。

昔の写真を見てもモノクロは別として、カラーネガからデジタルは撮っているスタイルは全くと言って良いほど変わっていない。
基本的に生活圏で目の前の物や風景を撮る。
撮り方もできるだけシンプルに、写真全体が目に焼き付くような写真を撮りたいと心がけている。
写真の外側より写真の内側、四角いフレームの中のが自立して輝くようフレーミングには最新の注意を払わなくてはならない。
先日書いた清野賀子には多大な影響を受けている。

カラー写真に興味を持ってからは写真に関わらず西洋画、日本画、彫刻、映画に至るまで影響を受けている。
ドナルド・ジャッドやマークロスコなど抽象表現主義の放つ色彩や日本画の葛飾北斎、横山大観、小村雪岱らにおける画面構成は非常に参考になる。

写真はこういった影響を日常を通して見る眼に宿しながら記録できるところに面白さを感じる。
撮った作品はどこへ発表しているわけでもないが、インスタは文章という感じではないので日頃の思考と合わせてひとまずここへ掲載していきたいと思う。

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