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植物でインクを作る

庭にヒイラギナンテンがあります。
春には黄色い花が咲いて
ハチミツのような甘い香りがします。

でもね

その甘い香り以外
魅力を感じないどころか
あのトゲトゲの葉っぱや
ザラザラ・ゴワゴワとした
枝の質感が苦手です。

今はたくさんの実をつけていて
あまりにも
たわわに実がなっているもんだから
前のめりに必死に立っています。
その実のワサワサ感も苦手です。

でも
どうしてか
いつもその実を潰して
深い赤色を見たいと思うのです。

子供のことからそう。

こんな感じの実や
葡萄みたいな
ヨウシュヤマゴボウの実を見ると
潰して色を見たくなるんです。

指で潰したり
石で叩いて
飛び散る色を見て
正直
不快になるのだけれど

あの、なかなかとれない
指についた
濃い紫色を見ると
深いところに吸い込まれるような
不思議な感じがしてたのかもしれません。

今日も
色を見てみたい衝動に駆られ
植物インクを作ることにしました。

実を潰し
2時間ほどグツグツと煮詰めます。

ヒイラギナンテンの内樹皮というか
形成層は黄色いので
それからもインクを作ることに。

自分の好みの色になったら
画材屋さんで売っている
アラビックゴムを数滴と
保存料としてクローブを一粒入れて完成。

綺麗なアースカラー調の色ができました。

しばらく
植物インクにハマりそうです。


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