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推し作品の終焉

長く推していた作品がこの春をもって終わりを迎えました。
私が長年推していた作品が終わりを迎えたのは、これで3度目。

推し作品の遍歴

1度目は言わずと知れた世界的児童文学、ハリー・ポッターシリーズ
2度目は恋愛シミュレーションゲームの金字塔、ときめきメモリアルGirl's side
そして3度目、京都アニメーションが初めて手掛けた女性向けアニメーション、Free

勿論細かくいけばもっと多くの作品の終わりを見てきましたが、10年近く一つの作品、一人のキャラクターを深く好きになって、創作などを続けて推していた作品はどれか?ときかれると、この3つになります。

厳密に言うと2度目のときメモは終わったわけではありません。去年の10月に新作の4th Heartを発売されています。
しかし、第3作目の3rd storyの後(ときめきレストランを除けば)発売するのに11年かかったこと、ラブプラス、とんがりボウシシリーズのプロデューサーでもある内田明里氏こと我らがお義父さんがKONAMIを退社されたのを受けて、私の中では終わったも同然でした。

ただ!4thはお義父さんが退社された後の作品なのでかなり心配していましたが、SNSの評判もかなりよいので、生活が落ち着いたらプレイしたいと考えています!
非オタの夫にはばれないように…。無理か…?

9年という歳月

さて、2022年4月22日をもって、Freeは映画「the Final Stroke 後編」を迎えて、一応Freeは終わりました。
監督が初日のあいさつで「遥たちの物語は終わった」といっていたので、別キャラで物語が続く可能性がかなり高くはありますが、追うかどうかは今後の発表次第です。
とりあえず、私が推していた作品は一度ここで終わったのは間違いないことです。

Freeという作品

  • 1期(2013年夏アニメ)

  • 2期(2014年夏アニメ)

  • ハイスピード(2015年12月映画)

  • TM絆(2017年4月映画/アニメ2期再編)

  • TM約束(2017年7月映画/アニメ2期再編)

  • TYM(2017年10月映画/新作アニメ4本構成)

  • 3期(2018年夏アニメ)

  • RtoW(2019年7月映画/アニメ3期再編)

  • FS前編(2021年9月映画)

  • FS後編(2022年4月映画)

9年間で発表されたのは以上10作品、新作だと7作品が発表されていました。
こう書き出してみるとほぼ毎年なにかかしら動きがありますね!?この間ももちろんイベントも沢山ありました。

思い返せば9年は長かったです。

ローソンコラボでグッズが発売され、推しのためにコンビニをはしごしてパイル地の推し色のリボンがついた髪ゴムを探しに何件もコンビニをはしごしたこと。
一番くじが発売されれば喜び勇んでコンビニにいって、お目当てのぬいぐるみをもらって、見つけられない店員さんに「〇色のぬいぐるみです!!!」って食い気味にいっちゃって、若干引かれたこと。
2期放送前の1期再放送で友達を沼に突き落とし、推しの傾向がものすごい変わって衝撃を受けたこと。
1期や2期のオールナイト上映を一緒に見に、都内ではないため全然オールナイトじゃない深夜放送を2日にわけて見に行ったこと。
聖地にいくと言われて羨ましさで死にかけたこと。
さらに一番くじロット買いするし、でかいぬいも小さいぬいもお迎えする友達をみて、あまりの金遣いの荒さに沼に沈めたことを後悔しかけたこと。
アニメの先行上映のために一人飛行機にのって埼玉にいったこと。
別の友人を誘って3人で映画を見て、手をぎゅうぎゅうに握りながら見たこと。
そこから色々あってドール沼に落ちかけたこと。

書ききれない思い出が昨日みたいに思い出せるのに、もう9年も経ってしまいました。

そして沼のない私

これで9年推していた作品が終わると、私は今なんの沼にもはまっていない状態です。

もともと終わりがないソシャゲにかなり疲弊していたため、この春から長年やっていたソシャゲも今はすべてお休みしている状態です。
もう漫画も読んでいない。アニメもみていない。
昨今SNSで言われている、オタクではなくなった気持ち悪い人間の出来上がりです…。

ハリー・ポッターシリーズから考えると、20年近くなにかかしらにどっぷり浸かっていたのですが、社会人になり、余裕がなくなり、集中力が続かなくなると、何かにハマるということがそもそも多くなくなってしまいました。

オタクという生き物は厄介で、沼を探していたり、欲しているとほぼ沼に落ちない…と私は考えています。
なにかの沼にはまっているときは本当に楽しいのですが、それに出会うためには自然に身を任せるしかないのです。

これは恐れていたことでした。
20年なにかかしらに捧げていた熱量がぱっと手元から離れたとき、私はなにものになるんだろうと考えていたからです。

別に私は私なのですが、これは推しのいる人生が長かった人ほどわかってくださるのでは?と思います。
オタクはオタクになる前、どんな生活をしていたか思い出せない…とよく言われています。それだけ生活に推しが染みつき、推しのために生きて、推しのおかげで生きていたからだと思います。
なんなら、何かかしらのオタクではない人はどうやって、何を糧に生きているかさっぱりわからない、とまで会話で出てくることさえありました。

ついに私がその立場になったことで、これからどう変わっていくのでしょう。
いまはアニメや漫画より興味のあることが沢山あって、もしかしたらそっちの道に進むのかもしれません。

なんにせよ、また何か違う沼に出会って、人生がばら色になればいいなと思います。

10年間、私の人生を彩ってくれてありがとう、Free
また何か違う形で出会えたら、それはそれで。


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