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「愛犬の死」

50投稿で一旦休止した時期、私の2代目の相棒の愛犬がこの世を去りました。

朝の散歩中にいつもとは違う音=爪が地面をひっかくような音がしていたと思ったら、突然前のめりに倒れ、前転でもするかのように前足が砕け落ち、そのまま前足が動かなくなりました。
抱きかかえて家に戻ってからは後ろ足も動かず、獣医の反応からももう無理と感じました。寝たきり状態で1週間後、息を引き取りました。
あと少しで14歳の誕生日を迎えるはずでした。

私にとっては突然死のようなもので、なかなか現実を受け入れることができません。

不思議な縁で家に迎え入れた先代は15歳で別れました。
その後、1年ほど経ったある日のこと、バーゲンセールを見に行った先で出会ったのが2代目でした。犬にもバーゲンセールがあるのかと目を疑いました。
正直、命のやり取りには抵抗があります。(先代は引き取った犬です)

抱いてしまったのが最後、ふつふつと犬との生活がよみがえるとともに別れのことも頭を過ぎり、午前中に出会ってから夕方まで悩んで悩んでいました。
で、その日が先代の誕生日ということにふと気づき、これも縁と連れて帰りました。

散歩が好きで、ここ10年は1日3回、5kmほど。放っておくともっと先へ先へ。
犬種とは大違いのムキムキのマッチョ犬として獣医も驚いていました。
これなら先代の15歳どころか、20歳とも思っていました。

最初に見つけ、最初に抱いて、最初に散歩へ行って、それから楽しい日々を送らせてもらい、最後の食べ物を私の指からペロリと舐め、最後の力を振り縛っての排便を処理でき、最後に水をふくませ、息を引き取る前の最後の夜の看病ができて、最期を看取ることもできました。

今は、以前に紹介した「犬の十戒」を実践できたはずと、愛犬の写真を見ながら言い続けている日々です。

ひんしゅくを買うかもしれませんが、親とペットを先に見送ることは、順序として正しいことだと考えています。