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「学歴」と「学習歴」

この頃はあまり大きな話題にならなくなりましたが、「学歴」という言葉が闊歩していた時代がありました。
懐かしい言葉では「3高(高学歴、高収入、身長が高い)」という私には縁遠いものもありました。
就業にも結婚にも身分証明書、いや身分制度のようにつきまとう言葉でしたが、今は、学歴だけで勝負できるような時代ではなくなったような気がするのは私だけでしょうか。
 
私見ですが、「学歴」というものは、現代においては、単に学校教育だけで勝ち取ることは難しく、極端に言えば0歳児からの家庭および学校外の教育環境が多大な影響を及ぼしていることは事実です。
また、どんな学校外教育を受講してきたかによって「学歴=学校歴」が決定していると言っても過言ではありません。(学習歴と言っても、なにも学習に関したことだけではありません。スポーツも音楽も含まれます。)
 
何事も子どもが主体的に行わなければ何も身につかないのですから、「段・級」を取ることはできなかったり、途中で嫌になって辞めてしまえば一般的には「学習歴」にならないと言えます。
 
でも、そうでしょうか。
 
「環境が人を変える」と信じる私は、いろいろと「体験学習」をすることこそが「学習歴」になると思っています。
 
世の中の「機会均等、結果不平等」ということがわかる、わからせるだけでも、先々に効いてくると信じています。