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空き家はすぐ壊しちゃダメ!

こんにちは。
不動産マニアです。

今日は、
「空き家はすぐに壊しちゃダメ!」
というテーマです。

空き家にしておくと、
建物も傷みも進みますし、
建物の固定資産税もかかってきます。
売却を検討するときにも、
「ボロ家で売るよりは、更地の方が売れそうかな!?」
と思って、取り壊しを検討する方は多いです。

でも、安易に建物を壊してはいけません!

何故なら、
・「土地の固定資産税が6倍になる可能性がある」
・「使い手が決まってからでも遅くない」

からです。

今日はこの理由を詳しくご紹介します。


■1.固定資産税が6倍になる

人が住むために使われている土地は、
固定資産税が最大1/6に軽減されています。

そのため、同じ面積の更地よりも、
かなり安い税金で済んでいるんです。

これが、家を壊して更地にすると、
この軽減措置が無くなってしまいます。

ですので、結果的に
土地の税金が最大6倍近くになってしまう
可能性があるわけなんです。
もちろん、建物が無くなれば、
建物にかかっていた税金は無くなりますが、
取り壊しを検討するくらいに古い建物であれば、
おそらくかなり安い税額のはずですので、
建物が残っていたほうが、
税金の合計が安い場合も多々あります。

-注意点

但し、固定資産税については
1点注意すべき点があって、
「家があっても」土地の税金が6倍になる
場合もあります。

これは、2015年に
「空き家対策特別措置法」という法律が出来まして、
例えば屋根が吹き飛びそうとか、
「この家はこれ以上放っておくと危険な空き家ですね」
と自治体等が判断すると、
1/6の軽減措置がナシになってしまいます。

したがって、
「家さえ残しておけば何もしなくていい」
というわけではなく、
家が危険な状態になっていないか定期的にチェックしたり、
ご近所に迷惑が掛からないか、
最低限の庭の手入れ等は必要です。

■2.使い手が決まってからでも遅くない

家が残っていれば、
「ボロくてもいいから家をそのまま使いたい」
という人が出てきたときに、
買って/借りて貰うチャンスを
残しておくことができるわけです。

もし、更地にしてしまうと、
土地を探している人を探すしかなくなって、
”ボロ家でもいい”という人に出会えるチャンスを
自ら無くしてしまいます。

ちなみに、家があったら、
「"土地を探している"という人に
出会うチャンスが無くなってしまうのでは!?」
と思うかもしれませんが、
「家が要らない方は、契約が決まったら
こちらで取り壊してから更地でお渡ししますよ」

と条件を付けて、そのまま募集すれば回避できます。
そうすれば、土地を探している人も
「結果的に更地になれば問題ないな」
ということで検討対象にして貰えるわけです。

-注意点

これにも注意点が一点あり、それは
空き家が既に相当傷んでいて、
いつ近所に迷惑をかけるか分からない場合

は、なるべく早めに取り壊しを検討すべきです。

強風で、屋根の瓦が
隣の家や、通行人に当たってしまったら、
それは所有者の責任になります。

空き家をお持ちの方や、
家族が空き家を持っているという方は、
是非参考にして頂ければ嬉しいです。

本日もありがとうございました!

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