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【落とし穴】親の別荘に、隠れた危険!?

こんにちは。

皆さんの中で、
「子供の頃に、夏休みによく遊びに行っていた親の別荘がある」とか、
「年に1回だけ使っているリゾートマンションがある」とか、
「親が若い頃に別荘地の土地を買ったと聞いたことがある」
といった方はいらっしゃいませんか?

『別荘』と聞くと、富裕層の贅沢品に感じますが、
特にバブル期には、資産形成の目的で
平均年収くらいのサラリーマン世帯でも、
地方の別荘・セカンドハウス購入が盛んだったこともあって、
意外と身近な不動産だったりします。

最近では、コロナ禍による生活様式の見直しや、
キャンプやグランピングなど、都会から離れて、
ゆったりした時間を過ごすことへの
価値の再認識もあって、
別荘にも再び注目が集まってきています。

でも、そんな別荘の価値や魅力は語られる一方、
なかなか語られない『危険』も隠れています。
今日はその危険についてご紹介します。

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隠れた『費用』

別荘に、毎年どれくらいの費用がかかっているか
細かく把握していますか?
特に、親が持っていると、
別荘を使ったことはあっても、
こういうお金事情はなかなか知らないものです。

ここで、今のその状態を考えてみてください。
遠い将来、もし親が亡くなったら、
その別荘は、家族の誰かが相続します。
そして、それは
「財産」と一緒に「毎年かかる費用」
を相続することを意味します。
…これ、かなり怖くないですか?

先に結論から言いますと、別荘にかかる費用は
意外と高い
です。

費用の内訳は、
・別荘地の管理会社への管理費用
・固定資産税
・光熱費
・維持修繕費
等がかかります。

別荘の場所や建物の大きさなどによって
一概には言えませんが、
建物のある別荘地の相場として、
管理費用だけで、年間50万前後
というケースが多いようです。
ちなみに、リゾートマンションでも、
大体これくらいの金額になっているようです。

これに固定資産税など他の費用も含めると、
使っても使わなくても、
月平均で数万円以上の出費が
相続してからずっと負担しなければなりません。


蛇足ですが、
「ウチは建物が無くて、土地だけだ」
という別荘地であっても、
別荘地全体の維持管理費と税金などで
年間5~10万円
近い費用がかかっていることが一般的です。

よほど資金に余裕のある家庭や、
せっかくだから毎月使ってフル活用する!
といった方でもない限り、
家計にこの負担はかなり重いと思います。

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別荘の、リアルな現状

バブル期に別荘を購入した方々は、
長距離移動も難しく足が遠のいていき、
不謹慎ながら、相続も他人事ではない年代になってきました。

そのため、最近は冒頭にお話ししたように
別荘地の魅力が見直されつつあるとはいえ、
それ以上に「別荘を処分したい」急増していて、
買いたい人数<<<売りたい人数
という供給過剰に陥っており、
『別荘の投げ売り状態』
と言っても過言ではありません。

おそらく、親世代が買ったときの相場が
2000~3000万位だった別荘地でも、
今では数十万~100万位という場所も
当たり前のようにあります。

中には、
0円でも売れない
マイナスでも売れない

という別荘地すらあります。

別荘地は、どうしたらいいのか。

ここまでご覧頂いた通り、
別荘はまさに"オトナの贅沢品"です。
しかも、親から相続などで引き継いだら、
今度は自分が処分でもしない限り、
将来的には、自分の家族にまで引き継ぐことになります。

そこから考えられるのは、
①別荘を自分で使い倒せる見込みがある
 (+家族もそれに賛同している ←重要!)
 ⇒親から引き継ぐ前提で、心とお金の準備をしておく。


②別荘を使う見込みがない
 ⇒1日でも早く処分するよう、親と話し合う
   ※二束三文になってでも、です。

別荘は、毎日のメンテナンスができないぶん、
建物の傷みや、庭木の繁茂が進行しやすい不動産です。

使わないのならば、潔く処分する方針を固めないと、
この先ズルズルと費用ばかりが嵩んでしまいます。

また、使う方針だとしても、
相続してから蓋を開けたら
「とんでもない維持費用だった!」
というケースもあり得ますので、
早いうちに、別荘の維持費用を
親子で話し合っておくのが得策でしょう。


お話は以上です。
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