見出し画像

1円でも売れない土地は、永遠に放棄できない!?(後編)

こんにちは、不動産マニアです。
前回は、1円でも売れない土地が、
永遠に放棄できない理由についてご紹介しました。

今回は、そのような土地を、
なんとか処分する方法はないか
について解説していきます。


■なんとか処分する方法はないか

さて、早速ですが
1円でも売れない不動産の処分方法を、
その成功確率と併せて挙げてみます。

考えられる選択肢としては、
①自治体へ寄付する(成功確率1%)
②近隣へ譲る(成功確率30%)
③処分業者に引き取って貰う(成功確率90%)
④所有者死亡時に、相続放棄する(成功確率100% ※注意点アリ)

の4つが挙げられます。
(成功確率は、私の感覚値ですm(__)m)

画像1

■①自治体への寄付

自治体への寄付ですが、これはほぼ諦めるしかないです。
なぜなら、自治体とはいえ、
維持費だけがかかって負債になるような不動産を管理するのは、
公共性に反するからです。
自治体のものになることによって、
固定資産税の税収が減る点も影響していると思われます。

■②近隣へ譲る

近隣は、確率で言うと50%とまではいきませんが、
意外と使い手が見つかる選択肢です。
やはり、地元の方がその土地の特性を理解していて、
「実は資材置場用に狙っていた」とか、
思わぬ需要が眠っていることが少なくありません。
根気強く何件も声がけしたり、
取引条件の交渉など、手間はかなりかかりますが、
頑張ってみるだけの価値はあります。

■③処分業者に引き取って貰う

知名度も低く、業者の数も非常に少ないですが、
1円でも売れない不動産でも引き取ってくれる業者があります。
(私の会社もその1社です)
不要家具や、廃車の引き取りのように、
不動産によっては処分料がかかる場合もありますが、
この選択肢はほぼ確実に処分することが可能です。

※ちなみに、処分業者を騙って、処分料だけを請求し、
 実際には引き取らずに姿をくらますような詐欺業者も増えてきています。
 消費者庁のHPでも注意喚起していますので、
くれぐれも怪しい営業にはご注意ください。


■④相続放棄する

これは、所有者が亡くなってから
3ヶ月間だけ認められている、
公式に”放棄できる”制度です。
一生に3ヶ月だけ、放棄できるチャンスがあるのです。
但し、この放棄のカードを切れるのは、
所有者本人ではなく、その相続人ですので、
予め、家族とも方針について話し合っておく必要があります。

この選択肢は、手続きさえ不備なくやれば、
100%放棄できます。

但し、この相続放棄には重要な注意点があって、
放棄しても、管理責任は永遠に負うことになります
つまり、「所有者ではないが、その土地の草刈りは一生やる義務がある」
という、放棄しても、あまり意味がない状態になります。

尚、相続財産管理人という、
相続放棄された土地を管理する専門家(主に弁護士)をつけて、
管理責任からの離れる方法はありますが、
その管理人を選ぶするにも数十万単位で費用がかかります。

■まとめ

ということで、一番コスパがいい選択肢は、
②近隣へ譲る方針かなと思います。
そして、声がけするも前向きな反響が無い場合には、
③処分業者の利用も検討しつつ、
相続が発生する前に、なるべく早めに処分を進めることをお勧めします。

本日もありがとうございました。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ありがとうございます!よろしければシェアもお願いいたします(^^)
2
9歳から不動産業界に入ることを決めた不動産マニア|「負動産×相続」専門会社、㈱KLC代表|業界歴17年|マニアの目から見た不動産の面白さや奥深さを、リアルな事例などを交えて発信しています!|テーマ別にマガジンを作っていますので、是非ご覧ください!|★『KLC 負動産』で検索★