
STREAMEDだけでは足りない!「スキャンセンター」をリリースするまでと、これから
当社は、2023年6月20日に『スキャンセンター for STREAMED』の正式版をリリースしました。
今回は、そのサービス立ち上げ責任者の坂井さんにインタビューし、サービス企画の背景や今後の展開について詳しく聞きました。
坂井智南(さかいちなみ)
株式会社クラビス 事業戦略部。STREAMED事業のセールスやマーケティング領域を担当。趣味は映画とボクシング
<インタビュワー>
佐藤ひかる(さとうひかる)
株式会社クラビス 経営管理部。採用や採用広報を担当。趣味は海外ドラマ
ー今回リリースした『スキャンセンター for STREAMED(以下、スキャンセンター)』というのはどのようなサービスですか?
端的に申し上げると、会計事務所の「資料回収」と「スキャン作業」を代行するサービスです。
これまでの記帳代行業務では、『STREAMED』を活用して入力作業を効率化したとしても、顧問先からの資料の回収やスキャン、返却の手間など、入力作業以外ではアナログな業務が残ってしまっていました。
本サービスは、顧問先から直接スキャンセンターに資料を送付いただくと、その受領後に、スキャン作業・返却作業を弊社にて実施し、会計事務所にデータを共有いたします。
そして、スキャンされたデータを『STREAMED』にアップロードしていただくだけで仕訳データ化まで行うことができます。
もちろん、会計事務所から直接スキャンセンターに送っていただくこともできますので、顧問先のご状況に合わせてご対応いただくことができます。

ーすでに利用してくださっているお客様もいるんですよね?
はい、まずは20社程度の会計事務所にトライアルでご利用いただいております。
なかでも、スキャン時にホチキスを外したり、時には紙が破れてしまうといったストレスがなくなったというお声や、出社の頻度が半分に減ったというお声をいただいています。
実際に使っていただくことで、こういった嬉しいお声もいただいておりますし、今後更にサービスを向上させていくアイデアもいただいていますので、大変有り難いですね。
ー本サービスはどのような経緯でリリースされたんですか?
実は、『STREAMED』のサービス提供当初から、スキャンセンターのようなサービス構想は描いていました。当時から、記帳代行の入力業務の課題解決のあとは、記帳代行全体の課題解決をしたいと考えていたので、課題の大きい資料回収・スキャンの領域のサービス提供から検討していました。
実際に検討を開始したのは数年前です。会計事務所のニーズのヒアリングから始め、どのようなユーザー体験が心地良いか調査をしていました。
事故がなく、高品質なスキャンセンターを提供するためには業務の標準化が欠かせませんが、標準化をしすぎるとかえって使いにくいサービスになると思っていたので、数年かけて計画を進めてきました。
スキャンセンターを提供することは、会計事務所のアナログな業務をもう一段デジタルに前進させられるので、会計業界の未来に貢献できると感じています。
ー会計事務所業界の未来とは具体的にどのようなものでしょうか?
会計事務所は、中小企業の経営の相談相手として重要な存在です。さらに、この数年では、事業計画の策定支援やバックオフィスのDXコンサルなど、会計処理や税務相談を超えた、高付加価値業務のニーズが高まっています。
一方で、会計事務所は日々の業務、特に記帳代行業務に忙殺されており、そのニーズに満足に応えられていないというお悩みを聞くことも少なくありません。
今後、多くの課題を抱えている記帳代行業務をスリム化していくことで、本当に注力すべきことに時間を割けるようになり、会計事務所が中小企業の生産性向上や経営をもっと前進させる役目を担っていくのだと考えています。

ー『スキャンセンター』含め、STREAMED事業は今後どのような展開をしていくのでしょうか?
STREAMED事業全体として「会計事務所のセントラルキッチン」のような存在になりたいと考えています。
これまでは、『STREAMED』を通じて「入力作業」の効率化をするサービスを開発・提供をしてきましたが、それは記帳代行業務の中の一部でしかありません。
資料回収から始まり、資料の整理やスキャン、不足資料の確認と督促、資料の管理など、会計事務所の記帳代行業務は多岐にわたります。
私たちは、これらの幅広い業務範囲を丸ごとお任せしていただけるようなサービスラインナップを揃え、会計事務所の製造部門を担っていきたいと考えています。
今後、『スキャンセンター』や顧問先向けアプリ(※現在開発中)などを経由して、顧問先から自動的に資料が『STREAMED』に集まってくる仕組みができるようにしていきます。
上記が実現できれば、朝パソコンを開いたら、集まった資料が既に仕訳データになっていて、会計事務所ではそのチェック作業から業務がスタートするという理想的な記帳代行の未来になると思っています!
そのような世界では、資料回収や督促のやり取りは発生せず、本当に注力したかったことに時間を割くことができるはずです。
ー現時点で何か具体的な構想はありますか?
はい、「会計事務所のセントラルキッチン」を実現するにあたって、3つの段階でのサービス展開を考えています。

第一歩目と捉えているのは、今回リリースした『スキャンセンター』で実現する「資料回収」と「スキャン作業」の代行です。
それができた後は、「記帳代行フローの可視化」に注力したいと考えています(図の②)。
回収スケジュールも含め、顧問先ごとの資料の回収状況をより詳細に把握したり、仕訳データ化までの進捗状況も可視化していきたいです。
『STREAMED』に顧問先のデータを溜めていけば、たとえば、予定日に回収されていなければアラートを出したり、足りない資料に気づきやすくすることができます。
そして最後のステップとして、督促業務のような、顧問先とのコミュニケーションも一部任せられるようなサービスや機能を提供していきたいと考えています(図の③)。
ーなるほど、『スキャンセンター』は、やりたいことの第一歩目なんですね!夢が広がりますね!これからがとても楽しみです。
はい!ぜひご期待ください!
先着100事務所限定ですが、今なら3ヶ月無料で使えるキャンペーンも実施中なので、少しでもご興味おもちいただけたら、ぜひお問い合わせいただけると嬉しいです。
当社のサービス詳細はこちらよりご確認ください。
■スキャンセンター for STREAMEDサービスサイト
https://streamedup.com/scancenter
■STREAMEDサービスサイト
https://streamedup.com/
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