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深北緑地

深北緑地(ふかきたりょくち)は、大阪府大東市と寝屋川市にまたがって所在する、多目的遊水池として整備された広域公園です。

鉄道でいうと、京阪本線とJR学研都市線の間にあります。四条畷駅が一番近く、徒歩約10分で東門に到達可能。私はもちろんバスでやってきました。

52:市立総合センター - 寝屋川車庫 - 木田元宮 - 萱島南団地 - 萱島駅 - 萱島南団地 - 蔀屋 - 河北 - 深北緑地

52号経路は、京阪本線の寝屋川市駅から西へ2km弱の市立総合センターを起点とし、途中右左折を繰り返しながら萱島駅に立ち寄り、そこから国道163号170号を通り深北緑地へ至る、元タウンくる(コミュニティバス)系統です。全長9.2km、所要41分。京阪本線をくぐり市立総合センターまで行くのは1往復のみで、他の便は51号または53号経路として寝屋川市駅・萱島駅で折り返します。

往路は深北緑地に16時40分着、この時間から探索を始めました。東門近くにあるバス停から降りて、まず目に入るのはこの看板。

「寝屋川治水緑地ご案内」とあります。詳しく見ていきましょう。


1. 水辺のゾーン(Aゾーン)

Aゾーンは、上の地図中の深野池の部分です。深野池は自然の池ではなく、すぐ西側を流れる寝屋川の氾濫を防止するための

遊水池 (水を一時的に貯留しておく池)

として、人工的に整備されたものです。増水時はこのAゾーン一帯が水没しますが、快晴の日が続いた訪問時は空っぽでした。少し残念。(下図の向かって右側が深野池です。一応梅雨の時期なので、ロープで立入禁止になっていますね。)


2. ふれあいゾーン(Bゾーン)

Bゾーンは、その名の通り、市民の憩いの場として活用されています。写真にはありませんが、大規模な遊具もあり親子連れにも人気のようでした。

このように自然豊かで、草が生い茂っている箇所もあり、小鳥のさえずりも聴こえてきました。心が癒されます。秒刻みの忙しい乗り継ぎを何度も何度も休む暇無くこなし、必死をこいて行程を効率化している、いつもの過密な日常を少し見つめ直します。とてものどかで、ゆっくりした時間が流れています。こんな所が大阪駅30分圏内にあるとは思いもよりませんでした。

なお、増水時にAゾーンから水があふれた場合は、このBゾーンに流れてくるようになっています。


3. スポーツゾーン(Cゾーン)

Cゾーンには、大河川の河川敷にあるような競技場がいくつかあります。野球場、テニスコート、ドッグランのほかに、スケートボードの練習場などもあるようでした。公営なのでいずれもお手頃な価格で貸し切ることができます。気になる方はぜひ。

なお、Bゾーンからも水があふれた場合は、このCゾーンに流れてくるようになっており、過去3回、ここまで水が到達したそうです。


寝屋川はこの先住道駅付近まで南下を続けたのち、進路を西へ変え、大阪城北側、天満橋、そして中之島付近を通り大阪湾へ流れ込む一級河川です。官庁街が集まるC.B.D(中心業務地区)を陰ながら浸水から守っているのが、この深北緑地。なかなか日の目を浴びない場所ですが、ぜひ訪問をおススメしたい筆者イチ押しのスポットです。

最後に、深北緑地バス停から東を望んだ画像を。奥に見えるのが生駒山です。山の向こうの生駒市までは、先述した国道163号経由で約7km。生駒と四條畷は意外と近いのです。(実は、山向こうにも大阪府の領土がまとまって存在しているのですが、それはまたの機会に。)閲覧ありがとうございました。

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