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2020年12月コロナ禍の青森-東京旅行⑤東山奈央キャラソンライブ参加@有明

東京ガーデンシアターに入場した

2020年12月6日15時20分頃、東京ガーデンシアターに入場した。

東山奈央10thアニバーサリーライブ「Special Thanks!フェスティバル」二日目は開場14時30分、開演は16時からだった。

自分が会場に入ったのは開演30分前だったが、新型コロナウイルス感染対策の関係で、客席と客席の間が一席空けてあったこともあり、決してガラガラではなかったが、結構、寂しい印象を受ける客席だった。

自分の席は3階席で、発券した時はハズレチケットだと思い、うなだれていたが、実際に会場に入って席を確認してみると、ステージから真正面の真ん中で想像していたよりも良い席だった。

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3階席ということもあり、一応、双眼鏡を購入して持参したのだがその必要はなかった。会場は意外と狭く、双眼鏡を使うとステージとの距離が近すぎて、逆に見づらかった。肉眼で十分だった。

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ちなみに、この日の東京の気温は10℃を超えていて、青森民である自分の基準ではかなり暖かい気候であった。

東京はさぞかし暑かろうと思い、寒いのを我慢して青森から秋用のパーカーを着用して東京に来たのだが、東京は自分が想定していたよりもさらに温かかった。東京ガーデンシアターの中では着ていたパーカーを脱ぎ、薄いロングTシャツで過ごした。

コロナ禍開催のリアルライブは厳戒態勢だった

東京ガーデンシアターへの入場は、手続きだけで一苦労だったと思うくらい厳重であった。

入場するや否や、係員にアルコール液で手指を消毒しろと指示され、スマホに新型コロナウイルス接触確認アプリのCOCOAをインストールしているか確認したいので見せろと言われたり、もぎり係が見ている前で自分でチケットをもぎれと指図されたりと兎角うるさかった。

係員からウェルカムな雰囲気は微塵も感じられず、入場口は物々しい雰囲気が漂っていた。

いよいよライブ開演

時間通り、ライブは16時に開演した。しかし、ライブが始まっても会場内は厳戒態勢だった。

観客は声を一切発してはならず、声援はもちろん、笑い声や客同士の会話もNGという鑑賞ルールだった。客は相槌を打つか、キンブレやサイリウムを振るか、拍手や手拍子でしかレスポンスをしてはならない状況下だった。

ライブ会場で隣の席になった知らない人と話をするのがライブ参戦の楽しみの一つだと自分は思っているのだが、今回、それができなかったことはかなり残念だった。

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このような厳しいルールを課されていたにもかかわらず、東京ガーデンシアターに来ていた東山奈央の客の中に、ルールを乱すものは一人もおらず、きちんとルールを守っていた。統制が取れた客ばかりであった。

声優ライブでおなじみの演者が水分補給休憩をする際に、それに対して観客が「お水、美味しい?」と声を発してレスポンスをする一連の行為はもちろん禁止であった。その代わりに、手拍子で「お水、美味しい?」を表現するコール&レスポンスが行われた。シュールであった。

シークレットゲスト佐倉綾音登場

東山奈央と津田美波のデュエット曲である『Expose』を歌った際、東山奈央が一人で歌っていた。一日目はゲストがいなかったらしいし、なにより、コロナ禍ということもあり、二日目もゲストは登場しないだろうと思っていた。

ところが、東山奈央が『ユメトユメ』を歌うと、後半パートから『魔法少女育成計画』のラ・ピュセル風の男装で佐倉綾音が登場してきたのである。

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佐倉綾音の登場に驚き、「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」と叫びたかったが、ライブ中、声を発してはいけないルールであったため、手を振るだけで、心の中で歓喜するに留めた。

佐倉綾音は少年のようなショートパンツ姿で足を丸出しにして登場してきた。確かに佐倉綾音の足は細かった。だが、決して、きれいで細い足とは言えず、よくあれで二足歩行が出来ているなと思うくらい病人のようなガリガリにやせ細った足だった。豊かな上半身に対して足が細すぎるため、栄養不足というより、全然運動していない人の足という感じであった。なお坊の足の方が健康的で魅力的な足をしていると思った。

(12月5日に水瀬いのりのライブがあり、そこでは大西沙織が登場し、12月6日の東山奈央のライブでは佐倉綾音が登場した。としたいコンビ、ほぼ同日に別営業でフル活躍であった。)

佐倉綾音と一緒に行われたトークコーナーでは、佐倉綾音の特技である歯笛が披露された。意外といい音だったが、これを特技と呼ぶには微妙だと思うような芸であった。

アンコールにも再び佐倉綾音が登場し、東山奈央とのデュエットを披露することになった。

自分はてっきり、『やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続』のオープニング曲である『春擬き』を歌うのかと予想し期待していたのだが、その予想は見事にはずれ、全く予想だにしていなかった『ラブライブ!』の劇中曲『Snow halation』を歌いだした。

この曲を聴いた時、「なぜ、この歌を選んだんだ?」と疑問に思ったが、歌い終わった後に披露した選曲理由を聞いて納得した。

『ラブライブ!』で東山奈央は高坂穂乃果(新田恵海)の妹の高坂雪穂を、佐倉綾音は絢瀬絵里(南條愛乃)の妹の絢瀬亜里沙を演じ、二人ともμ'sの妹役を演じていた。二人は当時、もし、『ラブライブ!』の続編が制作されるとしたら、μ'sの妹たちがラブライブを目指す物語になることを期待していたらしい。

しかし、どういった事情でそうなったのかはわからないが、二人の願いは叶うことはなく、『ラブライブ!』の続編は制作されたものの、『ラブライブ!サンシャイン!!』という全く別の設定のものになった。

二人が思い描いたような続編の制作は叶わなかったので、今回、もし、μ'sの妹がラブライブを目指していたらという設定で、二人で『Snow halation』を歌うことになったらしい。(『けいおん!』の妹たちが活躍する作品のアニメ化がうやむやになってしまっている。なのに、それを差し置いて、μ'sの妹が活躍する作品が今後映像化される可能性はあるのだろうか?)

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アンコールでは、改めて東山奈央と佐倉綾音のトークが展開され、二人の出会いの馴れ初めの話から始まり、共演が多いという話しがなされた。

そして、アンコールコーナーで披露されたトークでメインになったのは、二人が共演している『少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん』の話題だった。

東山奈央はゴマちゃんが発する「キュー」という鳴き声にこだわりがあり、ゴマちゃんの鳴き声は人間が言っているっぽく聞こえていないだろうか、動物が発しているっぽく聞こえているだろうかとかなり気にしており、アフレコの際も、スタッフがOKを出していても、東山自身が「キュー」の鳴き声に納得がいかなければ、自分から何度もリテイクを申し出るほど気にかけているという話しが興味深かった。

東山奈央の歌とダンスの他に、こういったトークを交えながら行われたライブは18時45分ごろに終了した。

ライブの感想

あっという間に終わった2時間45分という感じだった。

ライブ終了後に「今来たばっかり」と言いたかったけれど、ライブ中、観客は声を発してはいけないルールだったため、我慢して堪えることにした。

ライブ中に披露された曲の合間のトークを聞いていると、『魔法戦争』や『ノブナガザフール』といった微妙な出来だった作品に対しても深い思い入れがあることが十分に感じられた。

だが、作品としての出来がイマイチだった、もしくは、あまり成功とはいえない作品の曲が披露されると、会場内の盛り上がりもイマイチであった。

一方、当然のことだが、『きんいろモザイク』や『ゆるキャン△』『マクロスΔ』など、出来が良かった作品や現在も継続している作品の曲が披露されると会場内も盛り上がりを見せた。

それにしても、東山奈央が自分の目の前で一生懸命に歌い、キレッキレに踊り、癒し声で面白トークを披露し、更には、会場の隅々にまで満遍なく満面の笑顔を振りまいてくれている姿を見ていると感動を覚えるほどであった。マジでエンターテイナーだと感じさせられた。(それに対し、佐倉綾音は一階席の方にしか目を向けてくれず、自分がいた3階席の方にまで目を向けてくれることはなかった。)

チケット代は10,000円だったが、決して高いとは感じさせないパフォーマンスだった。

一方、そんな東山奈央のパフォーマンスに対して、観客である我々はレスポンスすることが出来なかったことは非常に辛かったし悔やまれる。

観客である我々は席を立ち上がってはいけないし、声援をしても、声を出しても、笑い声を出してもいけない。ただただ、座って拍手かキンブレを振り回すことしかできなかった。

感動と苦行という相対する感情が綯い交ぜとなった気持ちを抱いて、今回のコロナ禍でのリアルライブ鑑賞を終えた(続く)。

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東山奈央10th アニバーサリーライブ「Special Thanks!フェスティバル」会場:東京ガーデンシアター日程:2020年12月6日(日)二日目セットリスト

1.進め!金剛型四姉妹(TVアニメ『艦隊これくしょん -艦これ-』) / 金剛型四姉妹【金剛・比叡・榛名・霧島】(東山奈央)

2.わたしいろダリア(TVアニメ『ハロー!!きんいろモザイク』) / 九条カレン(東山奈央)

3.Dearest Wish(TVアニメ『魔法戦争』) / 相羽 六(東山奈央)

4.ブルースケジュール(TVアニメ『ニセコイ』) / 桐崎千棘(東山奈央)

5.Respect? < LOVE!!(TVアニメ『はたらく魔王さま!』) / 佐々木千穂(東山奈央)

6.DEDICATE(TVアニメ『ノブナガ・ザ・フール』) / ヒミコ(東山奈央)

7.Expose(TVアニメ『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』) / 八月一日静(東山奈央) × 四月一日いおり(津田美波)

8.ReSTART "THE WORLD"(Logos Art Form in Dark)(TVアニメ『トリニティセブン』) / リーゼロッテ=シャルロック(東山奈央)

9.ニセモノ注意報(終焉ノ栞プロジェクト) / B子(東山奈央)

10.fragile(TVアニメ「月がきれい」EDIT ver.)(TVアニメ『月がきれい』) / 東山奈央

11.未来物語(TVアニメ『THE UNLIMITED 兵部京介』) / ユウギリ starring 東山奈央

12.ユメトユメ(TVアニメ『魔法少女育成計画』) / スノーホワイト(東山奈央) × ラ・ピュセル(佐倉綾音)

13.らぶこーる(TVアニメ『神のみぞ知るセカイ』) / 中川かのん starring 東山奈央

14.キミとボクのミライ ~Lyria Ver.~(ゲーム『GRANBLUE FANTASY』) / ルリア(東山奈央)

15.SHINY DAYS(TVアニメ『ゆるキャン△』/志摩リン(東山奈央)) 

16.Jumping!!(TVアニメ『きんいろモザイク』) / 九条カレン(東山奈央)

17.一度だけの恋なら ~Reina Solo~(TVアニメ『マクロスΔ』) / レイナΔ東山奈央

18.Heart Pattern(TVアニメ『ニセコイ』) / 桐崎千棘(東山奈央)

アンコール

1.Snow halation(TV『ラブライブ!』/高坂雪穂(東山奈央)×絢瀬亜里沙(佐倉綾音))

2.ここからはじまる物語(TVアニメ『異国迷路のクロワーゼ The Animation』) / 湯音(東山奈央)

3.ハッピークレセント(TVアニメ『神のみぞ知るセカイ』) / 中川かのん starring 東山奈央

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