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働く母親としての葛藤とエール

毎日お疲れ様です。
6月に入りましたね。じめじめと嫌な季節ですが、心は晴れやかに過ごしたいものですね。

育休復帰直後、働く母の心の叫びを公開!

2021年6月の日記です。
2019年10月に第二子を出産し、2020年コロナ禍は乳児と引きこもり生活を送り、2021年4月に会社に仕事復帰しました。

2度目の育休から復帰し、間もなく2か月が経過する。
生活リズムが整い始め、試行錯誤しながらも仕事と育児のバランスを保てつつある。
6月は稼働日数が多いので、あまり無理せず過ごしたいなと思った矢先、夢にうなされて目が覚めた。
まだ夜間授乳が完全に終わっていないため、睡眠が途切れ途切れで質が悪いのは致し方ない。
が、涙を流して起きるのは珍しい。
夢の内容としては、似たような境遇の同僚が次々と転職や仕事をやめ、ひとりぽつんと置いてかれているような夢だった。
現実では、今、私の周囲には同じような境遇の同僚は皆無である。
少し先行くワーママの先輩も、働きながら子育てしてきた管理職女性も、子持ちの後輩もいない。
(オンラインや学生時代からの友人の中に同志がいる程度)
失うものは何もない状況なのに、こんな夢を見て絶望して泣いてしまった。
深層意識の中で働く母としての孤立感を感じているのだ。
今、身近に(オンラインのつながり以外で)相談できる相手は夫しかいない。
ロールモデルの圧倒的不足。縦横斜めのつながりの希薄化。
マイノリティ中のマイノリティでいることは、かなりキツイと感じる。
コロナ禍では保育園のママ友との交流も難しい。それでなくても忙殺される働く親との交流はほとんどない。
この孤立感が、働く親の離職やメンタルダウンが起きてしまう一因なのではないかとも思う。
私の周りで働いている人々とは、働き方や生きてるペース、考えてることが違いすぎる。
自分の中の当たり前がほとんど通用しない。

2021年6月の日記より

育休復帰して毎日が辛すぎるあなたへ

これは、私が2人目育休から復帰した2年前の6月の日記です。
2人育児と仕事の両立、まだコロナ禍であった当時の私の精神的なストレスは相当なものでした。
この半年後、私は本格的にメンタルダウンしてしまい、心療内科の扉をたたきました。
適切な行動だったと思います。(その時の話は追々。)
苦しい時は休む、逃げる、助けを求める。
専門家に相談する、薬と上手に付き合う。
あなたはひとりじゃないよ。
なんでもこなせるあなただから、周りにヘルプを表明するのは難しいかもしれないけれど、周りに頼ってね。

最近のメンタルとか

それからさらに時は過ぎ去り、現在2023年6月です。
心身共に体調も良く、仕事も楽しく、肩の力を抜いてすべてに向き合っています。
子どもたちも元気で、在宅勤務増加により夫との時間も増え、近年まれにみる平和なこの頃です。

時を経てもなくなることのない夫へ対する怒りと羨ましさ

家庭運営の共同経営者である夫には、なんでも話し、良好な関係を築いてこれたと思います。
が、やはり彼は男性。マジョリティ側にいる人間と、根底のところでは分かり合えない。
就職の時、そして結婚・出産・育児とフェーズが進むにつれて、この社会での女性の生きづらさをボディブローのように味わっています。
私のように負けん気が強く、実際負けてない(と思っている)女が、その理不尽さと向き合うのは、なんというか、悔しくていまだにできないのです。

例えば、夫は出会った時からステップアップ転職を繰り返し、年収が何百万も上がりました。働き方も改善しました。(フルリモート羨ましい)
その間、私は終わりがないように思えるつわりや、出産の恐怖や、実際殺してくれと思えるほどの陣痛や、産後の諸々に翻弄され、身も心もボロボロ。
乳幼児を抱えながら途方にくれたことも数知れず、保活や育休復帰後の両立生活の準備や、育休中の学びにも必死でしたが、結局、産前の給与を超えたのは、2人産み終わって3年たった最近です。
6年ほど前から副業を細々とやってみたり、新たなスキルを習得したりと、試行錯誤してきましたが、夫ほどの上昇率は叶っていません。

夫は『令和パパの見本』のような貢献をしてくれているのにも関わらず、なんともいえない怒りや妬ましい気持ちが心の奥にずっとあります。
よく考えると、この数年で、夫が失ったものはなにもないんですよね。
自身のキャリアを確実に積みながら、可愛い息子と娘、まぁまぁ稼ぐ美人妻(せめて言わせてほしい)、妻側実家をリノベして便利で住みやすい地域の一軒家(同程度を普通に0から購入したら2億円くらい)、趣味のサークルを主幹する余裕、たくさんの仲間たち(サウナ友達、家族ぐるみで遊べる友達)…これらすべて手に入れてきた。
一方の私に残ったものは、自慢だったFカップが嘘のようにしょぼくれた胸、妊娠線付きのたるんだお腹、いつも何かに追われていることによる眉間のシワ、生産性が低い働かないおじさんたちへの憎悪、社会や政府に対する失望、子どもたちは可愛いが子どもの将来に対する不安はつきまといます。
キャリアはブレーキを踏まなければならず、友人と憂さ晴らしする時間もほとんどなく、お金を自分のために使う気力体力時間もない。
そんな状態がかなり長い時間続いていたら、そりゃメンタル病むわい。
私は、仕事柄、中長期視点で俯瞰してものごとを見るのが得意だと思っていましたが、ここまで、本当に長く苦しい道のりでした。
この気持ち、共感してくれる働く母は多いのではないでしょうか。

今、やっとトンネルから抜け出せそう?!

ここへきて、これまでのあがきが報われてきたかもということが増えました。
アフターコロナを迎え、働き方がより自由に選択できるようになりました。さまざまな人との対面での交流が私に元気をくれました。
何か新しいことに挑戦しようという意欲も湧いてくるようになりました。
女友達と旅行へ行く、
メイクやファッションを楽しむ、
ずっとやりたかったポッドキャスト配信を始める、
夫との対話の時間をしっかりとる、
親孝行する、
大好きな友達と語る、
会社から研究会に派遣される、
仕事として本を思う存分読める、
自分がやりたい仕事をやれる。
4学年差で出産したため、ここへ来るまで7年以上かかってしまいましたが、36歳ってまだまだめちゃくちゃ可能性に満ち溢れている!と自分の人生が楽しみです。
子どもの未来をいつも頭の片隅に置きつつではありますが、働く親としてではなく、私自身がどんな人生を送りたいかに向き合える時間は必ず戻ってきます。
乳幼児を抱え、毎日いっぱいいっぱいな育休復帰後のすぐの働く親たちに届けばいいなと、先輩風吹かせることをお許しください。

最後まで読んでいただきありがとう。
お互い、無理せず自分ファーストにいきましょう!

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