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サミュエル・ピープスの日記を読む

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革命と動乱のイングランド17世紀。この時代を生きたサミュエル・ピープスが10年にわたって残した「日記」は、日記文学として価値を持つ一方、「天下の奇書」としても読まれてきた。本連載…
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2024年7月の記事一覧

サミュエル・ピープスの日記(2)

サミュエル・ピープスの日記(2)

翻訳・解説:原田範行(慶應義塾大学教授)

【1660年のつづき。すでにピープスは、オランダへ国王を迎えに行く船の中。ただし、まだロンドンにいる。】

4月3日 夜遅く、就寝。朝3時頃、私の船室を激しくノックする者がいた。だいぶ苦労して私の目をさまし(とは仲間の話)、私は起き上がる。なんのことはない、郵便が来ただけのこと。だから私はまた寝た。朝、その郵便をご主人さまに渡す。

 今朝、アイシャム艦

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