「尋ねるプロジェクト」1
去年、ある人に運勢を観てもらい「3月5日以降にビジネスをスタートさせるのが吉」と言われ、根拠もなく信じてきた。
そう、今日がその日。
ここ何か月かいろいろと考えてきた。
まだ具体的なビジネスプランが決まったわけではないが、本日自分のビジネスを密やかにスタートする。
「尋ねるプロジェクト」、これが僕のビジネスである。
まず第一に自分自身に「尋ねる」。
昭和最後の年に社会にでて、体力、知力ともに十分で思い通りの会社生活を送っていた。ところがここ5~6年、家庭問題、金銭問題、精神のトラブルで僕は強制入院1回、適応障害2回、睡眠障害1回と社会不適応者の人生を送ってきた。そして昨年の睡眠障害により、最後の職を失って路頭に迷っていた時、あるものに出会った。
それは『フォーカシング』。
【偶然の出来事】
通院の傍ら、図書館に通い、ありとあらゆる精神にまつわる書物を読んでいた時、ある雑誌にふと目がいった。そして、その中にフォーカシングの記事があった。
今の状況からすると自分でも信じられないが、僕は4つの異なる業界で人材開発の仕事をしていた。たくさんの人材を会社のために輩出し、多くのメンタル不調者の対応をしてきた自負があった。20年近く、現場実践を通して、人材開発のプロを自認していた自分が、己をコントロールできなくなったことがどうしても受け入れられないでいた。
「なぜ?」
実はこの『フォーカシング』、昔自分が公私ともにコーチングを中心に人材開発の仕事をしていた頃、ある宗教関係の新聞記事で読んだことがあった。
「今に焦点を当て、身体の声を聞き、精神的な安定を得る。」
確かそんな内容だったと思う。でもその当時自分には不要だと思っていた。
僕は図書館から急いで家に帰り、押し入れの段ボールを引っ張り出した。するとクリアーホルダーに収められた黄ばんだ新聞記事が出てきた。
メモがついている。
「いつか役に立つ記事」
(続く)
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