敗者の正当性
歴史は勝者が作り、永遠に勝者によって書き換えられる。文字とは勝者のものであり、歴史書とは勝者の伝道である。
敗者は歴史から消え去り、時に埋もれ、そして忘れ去られる。それが正当性を持っていてもである。歴史に正義は存在せず、正統性のみが綿々と受け継がれる。
歴史上の人物ではないが、私が知っている身近な敗者は全て正当性を有していた。正当性を有しているが故に排除され、駆逐されていったのだ。
私は勝者に正統性を認めても、正当性を感じることはない。したがってシンパシーを感じることもないし、尊敬もしない。何故なら勝者は次なる勝者に取って代わられ、何時でも敗者に成りうるからだ。
敗者の中の正当性を紡ぎ、編み、大きな真実を創り出そうとする人になりたい。誰に支持されることもなく、同情を獲得できなくてもそんな生き方をしていきたい。
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