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2.自分探しドリル

名画座支配人の大澤です。

前回、「潜在意識」についてお話しましたが、その際お伝えしたドリル小説が完成しました。名画座大澤支配人の自分探しドリル(Kindle版)

主人公は田所羊司さんです。私が彼と出会ったのはもう1年くらい前でしょうか?彼が私の名画座に来た時、彼の様子はそれはもう憔悴しきっていました。私はそんな彼の姿に自分の過去を見ているようで、どうしても声をかけずにはいられませんでした。その日、彼は通勤電車に乗っていることが出来なくなって衝動的に下りの電車に乗り込み、そして私の名画座に辿り着いたのです。

私にはその時の田所さんの気持ちが痛いほどわかりました。衝動的な行動はその本人自身、理由が分からないので余計に自分を責め、そして圧倒的なネガティブな感情が思考する力を段々と奪っていきます。実は私も同じ経験をしていたので田所さんの状況は他人事ではありませんでした。私の場合、立ち直るのに相当の期間の治療とカウンセリングが必要でした。その時の経験が田所さんのお役に立てるのではないかと、そんな気がして彼との付き合いが始まったのです。

精神的な不調はまじめで勤勉な人ほどダメージが大きくなります。誰かに相談できれば一番いいのですが日本の場合、駆け込む場所がどこにあるのか分からなかったり、分かったとしても助けを求めること自体を躊躇してしまうケースが多いので、この小説ドリルを読んで少しでも心の重荷を下ろしてもらえればと思っています。

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