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生きづらさを感じる時にすべきこと

2015年から今年までに「入院」、「離婚」、そして3度の「離職」を経験。そのたび毎に生きづらさを感じ、自暴自棄になったり、思考停止状態になったりしました。特に私の場合、夜がひどく「眠れない」→「過去の後悔」→「自棄への願望」という負のスパイラルが永遠に続くかのようでした。本を読み、セミナーに通い、自分を整理しようとすればするほど混乱し、エネルギーが失われていく毎日でした。

行くあてもなく実家に戻ったものの、親との確執、することのない鬱憤、そして未来への絶望から家から出ることもなく引きこもりの状態が続きました。

ある日、知り合いから連絡がありました。レモンチェロを一緒に作らないかという誘いでした。それまでベッドに伏せ、何も考えないままヘッドホンをつけて一日を過ごしていた私でしたが、その誘いに誘われるまま知り合いの家に行ったのです。私の仕事はレモンの皮を小さく剥くこと、ただそれだけでした。作業を続けていくうちに自分の周りがレモンの香りで満たされてくると、指先を動かす行為になぜか幸福感を感じるようになっていきました。自分の作業を終え、剥いたレモンの皮がスピリタスで満たされた瓶に入れるのを見ながら私は久々に平安を味わっていたのです。

生きづらさを抱える時、それに抵抗することは苦悩を生みます。苦悩はとめどもなく頭の中を回り、出口が見えなくなります。逆に抵抗することなくどこまでも落ちていくのです。何も考えずに素直に落ち続けるのです。「落ちる」とは「解く」ことであり、「無」につながります。レモンの皮を何も考えずにただ剥くという作業に没頭した結果、自分の周りがレモンのよい香りに包まれ、自分の周りには平安が満ちていました。

今月からビジネスを立ち上げ、自由、創造、変化を求めて歩みを続けていきます。「無」が「己」であり、「己」とは「無」であることを実感した私が確信を持って言えることは「生きづらさを抱える時、落ちることに逆らわず、抵抗を止めてどこまでも落ちていく。その後に必ず無になった自分を支えてくれる何かが現れる」ということです。

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