「尋ねるプロジェクト」２

『フォーカシング』とは？

以前ある会社がセミナーやトレーナー育成も行っていたが、現在は行われていない。その代わりに「日本フォーカシング協会」https://focusing.jp/
という団体が広く緩やかなつながりを公開している。

早速2月にワークショップに参加し、『フォーカシング』を体感してみた。そうまさに体感したのである。

「身体の声は自分を正しい方向に導いてくれる」

これが2日間、ワークショップに参加して得たものである。
身体をリラックスさせ、言葉で説明のつかない身体の感じ（一般的には不快な感じ）を認識し、それに説明文をつけていく。身体の中には確かにあるが、言葉で説明のつかない感じを探検するようなものである。自分でもわからないが、その探検の過程で僕は理由もなく笑いが心の底から込み上げる体験をした。もちろん初めての体験だった。

薬物でもなく、催眠術でもなく、ただ自分の身体に耳を傾け、身体の声を聞くことがこれほど精神をオープンにさせてくれるものとは想像できなかった。念のため言っておくが、トレーナーの方々はすべて臨床心理士。眉唾なものではないことを断言する。

この『フォーカシング』の良いところは「自分一人でもできるようになる」ということである。ワークショップに参加する前に本を読みながら見よう見まねでやってみたがそれなりの実感（身体の声を聞いて精神がオープンになる感覚）を得ることができていた。（ただ、ワークショップで得られるもののほうが多いのは事実だ。）

この『フォーカシング』を世の中に広める。

これが「尋ねるプロジェクト」の根幹です。

（続く）