京都ライター塾マンツーマンコース第4回を受けてみて

私は、ライターの江角悠子さんが主催されている京都ライター塾を受講しています。

2020年12月13日(日)に、第4回目の講義を受けました。
講義を受講して思ったことや、考えたことを書いていきます。

★第4回目の講義で学んだこと

・自分の原稿チェック時には、自分が知っている前提条件の書き漏れがおきていないか注意する。

インタビュー時にはライター・インタビュー相手間で了解済みであった内容のような、自分がすでに知っている前提条件が、原稿に書かれていないとする。そうすると、何の前提条件も知らない読者がその記事を読んだとき、記事で伝えたいことが十分に伝わらない可能性がある。原稿作成の段階で、その部分の書き漏れがおきないように注意する。

★具体的な講義内容

そんな第4回目の具体的な講義内容は、次のようなものです。

◆前回からの課題

今回の講義のメインは、前回からの課題に関するものでした。
そんな前回(第3回)の講義からの課題は

実際に身近な人にインタビューをしてみて、500字~1000字のインタビュー記事を書いてみよう

というものでした。
そこで、わたしは

人生の先輩から中高生へ、学生時代の過ごし方についてのアドバイス

いうテーマを設定し、インタビュー記事の作成に取り組みました。

テーマ設定の背景としては、わたし自身が中高生のときに悩んでいたこともあったため、悩みを抱えている中高生に向けて、活き活きと自分の人生を送っている先輩からのメッセージを送りたいと思い、このテーマを設定しました。

インタビュー相手は、現在、大学の研究所で数学を研究している友人にお願いしました。
彼は中学生の時に数学に目覚め、そこから数学まっしぐらです。

友人から、公開は控えてほしいとのことでしたので、残念ながら、ここではわたしが書いた原稿を載せることができないのです。
友人が伝えたいことは

好きが見つかるまで挑戦し、好きを突きつめてほしい

というものでした。
インタビューで友人が話してくれたことは今の中高生に対して思いやりがつまったものでした。
中高生の親御さんにも響く内容だと思ったので、いつか他のかたにも読んでもらえるような形にしたいと思っています。

◆インタビューをした感想

実際にインタビューをしてみて感じたところは、時間制限を設けた上で、テーマに沿った話だけを聞くことが難しかったです。
わたしは話を聞くことが好きなので、テーマとは関係ない話でも興味が湧き、ついつい質問してしまいます。
これが実際の仕事の場面で起きてしまうと、肝心なテーマに関する話を聞くことができず、記事も書けなくなるので、テーマから脱線し過ぎないように注意します。

これまでの講義で学んだ内容を活かせた点は、第2回講義で江角さんからインタビューをされたときに学んだ次の2点です。

① 時間軸の切り口で「過去」「現在」「未来」それぞれから質問すること(例えば、「ライターになるために何か今やっていることはありますか?」というのは「現在」という切り口の質問)

② インタビュー相手が話してくれたことをインタビュー中に整理して、相手にその内容を伝える


① については、事前に作成した質問リストに記載し、友人に渡しておきました。
過去、現在、将来という観点から質問することで、インタビュー時に良い話を聞くことができました。
また、質問リストを準備しておくことでインタビューがスムーズに進みました。

② については、友人から、「そうそう!」という反応がもらえました。
話を理解できていることが相手に伝わるので、今後初対面の方にインタビューする際にも、短時間で信頼関係を築くことができ、インタビューしやすくなるのではと思いました。また原稿にした際に、内容の認識のズレが減る点でも良いと思いました。

◆インタビュー原稿を書いた感想

原稿を書く際に注意した点としては、テーマからそれないようにしつつ、原稿で伝えるメッセージが分散しすぎないようにしました。
1つの記事でメッセージが分散すると「結局何が伝えたかったの?」という記事になってしまうので、伝えたいメッセージを絞りました。

◆添削の練習

他の方が書いた原稿が記載された教材を事前にいただいていたので、その教材を使用して、原稿を添削しました。
前回の講義で学んだ原稿作成時のチェック項目を参考にしながら、「良い点」と「提案したい点」という観点から、添削しました。

気づいたことは、添削をすると「良い点」と「提案したい点」のストックが増えていくので、自分が原稿を書くときに、そのストックを思い出せば、「良い点」「提案したい点」が自分の原稿で実現されているのかという観点で、自分の原稿をチェックできるのが良いと思いました。

◆自分が課題で作成した原稿の再チェック・江角さんからの添削

先ほどの添削練習を活かして、自分が課題で作成した原稿を再チェックして、修正しようということでしたが、手が止まりました。
自分の原稿の修正となると、難しいと感じました。
その後、江角さんから添削していただいた内容を伺うと、自分が気づかなかったポイントが明らかになりました。

どうして、そうなるんだろうと考えてみました。

自分の原稿チェックを難しくさせる原因は、原稿で言語化されていない前提条件(インタビュー時にはライターとインタビュー相手の間で了解済みであった内容など)を自分が知ってしまっていることにあると思いました。

それを知っているために、言語化されていない前提条件を補いながら原稿を読むことができてしまうので、原稿チェック時に、伝わりにくい部分に気づくことが難しくなるのかもしれないと思いました。

他のかたが書いた原稿だと、言語化されていない前提条件は全く知らないので、まっさらの状態で原稿の内容を読むことになります。そのため、伝わりにくいところがすぐにわかり添削がしやすいのだと思いました。

このように、原稿に書かれておらず、自分の頭で原稿の内容を補っている部分に気づき、それを原稿に反映することが、読者に伝わる文章の完成には必要になると思いました。

自身のサイト・ブログなどで実績紹介

ライターとして書いた記事は、実績として、発信しようとのことでした。
自分のサイト・ブログなどに実績を記載しておくと、ライターとしてのお仕事を依頼されることもあるとのことでした。
実績を記載しておくと、

・このライターはこれぐらいのレベルの記事が書けるのか
・このライターはこういうテーマをメインで書いているのか
・このライターはしっかり仕事をやってくれそうだ

といったように、仕事の依頼主が判断できるからとのことでした。

ブログ以外の発信媒体からも実績などを見てもらえるように、SNSも積極的に利用しようとのことでした。

わたしは、このライター塾を通じて、noteを始めました。
そして、次はサイトを構築しようと思い、WordPressのサイトを構築してみました。
(まだ、テスト投稿したのみでサイトとは言えない状況ですが、整理を進めて記事を公開していこうと思っています。)
まだライターとしての実績はないのですが、noteとサイトでの発信を継続していきます。

◆発信を続けるコツ

発信を続けるコツとして挙がっていたものが次のものでした。

① 常にネタをストックしておく
② 発信を習慣にする

① については、いざ書こうと思ってキーボードに手を置いたとき、あるいはペンを持ったときに、書くテーマがないと、すぐに書き進めることができないです。
ですので、常に書くテーマをストックしておこうということでした。
そのために、日常生活で気づいたことがあれば、空き時間にメモしようとのことでした。

わたしも発信を意識し始めて生活していると、思わぬことに目がとまるようになりました。自分の生活が発見に満ちた新鮮なものになるので、気づいたことのメモは継続します。

② については、発信しないと気分がわるいと感じるくらいになろうということでした。
習慣にするためには、すでに習慣となっているものの後につけたすことで習慣として定着しやすいとのことでした。(歯磨きの後に、必ず文章を書くなど)
わたしは、現状、毎日、安定して一定時間の書く時間を確保できていないので、せめて土日だけは、まとまった書く時間をとっていきます。

◆フリーライターのメリット・デメリット

◇メリット
・時間を自分で管理できる
・自宅で作業できる(満員電車に乗らなくていい)
・子どもがいても働ける
・会社に依存しない
◇デメリット
・収入が不安定
・保証がない
・事務作業も自分でやらなければいけない
・1人で作業する孤独感

メリット・デメリットを聞いて思ったことは、

「フリーランスでは自由に働くことができるけれど、その自由の中で金銭面、体力面、精神面で追い込まれながらも仕事をする覚悟が必要」

ということでした。

◆ライターとして今後どうなりたいか?

改めてこれからライターとしてどうなりたいか?ということでした。

ここまでライター塾の講義を受けてきて、自分にとって「書くこと」が心落ち着くものであることを改めて実感しました。
そして、1人1人が自由に活き活きと生活できるような社会を、言葉を通じて実現したいという思いも強くなっています。(ここについては、自分が活き活きと生活できていない時期を経験した分、思いが強いです。)

現職がシステムエンジニアでして、今の職場は少人数の会社なので、わたしの業務は、顧客折衝・プログラミング・システムテストなど、一連のシステム開発工程に関連した業務になっています。

その中の業務で、顧客の要望を言語化する「要件定義」の業務では、自分が実現したい社会を部分的に実現できていると思ってはいます。
ただ、今後は「言葉」に特化し、ライターとしてそんな社会を実現したいという思いがあります。

現職を続けながら、ライター業を副業という形で進めていくプランは、現職が多忙なため、難しいと思っています。(平日は夜が遅くてヘトヘトになることもあるので)

ライターのお仕事をしていくには、
平日の仕事の後に安定して時間をとることができる職場に転職して、副業でライター業を進めていくか。
もしくは、フリーランスか。
どちらにせよ、現職で従事しているプロジェクトに区切りがつくタイミングに向けて決断するので、今から準備を進めます。


次は最終講義となります。次の講義までに、自分がライターとしてこれからどのように仕事をしていきたいか、より明確にしておきたいと思います。
最終回も楽しんで学びます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?