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『この青空に約束を─』(2006)プレイ感想


※注意!!!
以下の文章のなかには、『この青空に約束を─』のネタバレはもちろんのこと、他の丸戸作品(『パルフェ』『WA2』)をはじめとして、他ライターの有名エロゲのネタバレも含まれます。


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昨年『WHITE ALBUM2』と『パルフェ』をクリアして、どちらも完全に "してやられた" 。さいしょは面食らった丸戸史明さんのレトリカルな文体にも馴れて、「自覚したうえで開き直る」キャラクターの描き方が大変自分好みだと確信もして、丸戸作品はいずれ完走したいと強く思った。
『パルフェ』をやった流れを汲んで、同じく 戯画×丸戸×ねこにゃん という体制での次作である本作『この青空に約束を─』をプレイすることにした。「夏の田舎エロゲ」としても必ず名前の挙がる有名作である、という事前情報も動機のひとつであった。


このゲームを始めたのは今年の年明け、1月10日。今は7月上旬で七夕も終わった。実にまる半年かかったことになる。途中で1ヒロインの個別ルートをクリアするごとに1, 2ヶ月の空白期間などがあった。ただ、自分のエロゲ進行スタイルは常時こんな感じで、1本のフルプライスゲーに1年近くかかることも少なくないので、本作が特別につまらなかったとかいうわけではない。




プレイした感想としてまず言っておきたいのは、いうほど「田舎ゲー」でも「夏ゲー」でもなかった、ということ。
(エロゲーマーの市丸ギン「言うたほど田舎じゃありません。言うたほど夏でもありません」)

舞台となる南栄生島は人口3,000人弱と冒頭で説明されている。主人公やヒロインたちが暮らす「つぐみ寮」は高台にあり、寮のベランダからは島の中心部が見渡せる。(そういう風景CGが何度も登場する。)

このCGを見れば明らかなように「わりと栄えている」と言えるだろう。それもそのはず、この島には出水川重工という産業ファンドが15年前に進出して栄えた、という設定が本作の大きな軸であるのだ。その企業が撤退を決め、また寂れていっているとはいえ、「離島ゲー」と聞いて未プレイヤーが想像するような(『Summer Pockets』のような)、ほんっとになにもない、民家がぽつぽつとある程度の田舎の離島ではない。アーケード商店街だってあるし、学校だって3学年あわせて98名もの学生がいるなんて、もはや都会だといってもいいくらいだ。
ついでにいえば、自分は沖縄に住んでいた頃にいろんな離島へ一人旅をしていたので、南栄生島よりもずっと人口の少ない、せいぜい3ケタ人口の離島のイメージが強くあるのも、「十分に栄えてるじゃん!」と肩透かしを食らった一因かもしれない。


また、いうほど「夏ゲー」でもない。「青空」をタイトルに冠していることから爽やかな離島の夏のイメージを強く喚起することは確かだが、シナリオとしては1年間の四季を描いていると紹介するのが適切だろう。もちろん、各ヒロインの個別ルートに入る分岐、すなわちキャラとの恋愛関係が始まり物語が大きく動き出すのは8月の夏休み(特にお盆)の時期である。しかし、ルートに入ってからは、文化祭のある秋から冬にかけてもしっかり描写をしているし、なにより、「つぐみ寮」でのヒロインとの共同生活という基本設定のタイムリミットが「一年間」であり、"次の春" まで寮を守り抜いて《みんな》で楽しく過ごすという《約束》がストーリーの柱であると序盤で宣言される。つまり、明らかに本作は重要モチーフとして「四季」を扱っており、また扱っていると見做さなければ本質を決定的に見誤ることになる。「夏」は、その四季のなかの──たくさん思い出の詰まった──いち要素でしかない。


・・・と、ここまで読むと、このひと(=わたし)は本作が言うほど「夏の田舎ゲー」じゃなかったことにブチ切れているように見えるだろうけれど、実際のところまったくそんなことはない。……まぁたしかに、夏の田舎ゲーをやるためにエロゲをやっているといっても過言ではない身としてはすこし残念だけれど、わたしが『この青空に約束を─』に(過去の多くのプレイヤーのように)高評価を下さないのは、「夏の田舎ゲーじゃなかった」からではない。それとはまったく無関係に、色々と不満点が多い。それを今から述べようと思って書き始めたのだが、軽い前置きのつもりがもうこんなに弁を弄してしまった。


不満点を述べる前に、まだ少しだけ褒めておきたい。
まず、演出面(視覚・聴覚含む)は明らかに前作『パルフェ』から進化していて良かった。基本的なシステム・UIが同じなぶん、演出の進化が際立っていた。(背景CGの灯火の明かりが簡易アニメーションで光り方を変えているのとか、パルフェからあったっけ?)

演出といえば、地味に本作のいちばんの美徳を体現しているとさえ思えるのは、各エピソード終了時のアイキャッチ?演出である。ゆ〜っくり、画面下部から白いモクモク雲が現れて暗転する。あの、一瞬フリーズしたかと不安になるくらいの "のんびり感" こそが『この青空に約束を─』の本質といっても過言ではない。

各チャプターの終わりに挟まるアイキャッチ演出

似た演出として、ゲーム終了時に出る「また会おうね、約束だよー」というテキストもめちゃくちゃ好き。


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この作品の何が自分に合わなかったのか、それをもっとも端的に表すなら「《ハーレムもの》だから」となる。
……(一言感想に書いた通り)ここですぐに留保が必要となる。まず、多くのエロゲは基本的に《ハーレムもの》であるといって良いだろう。男主人公はだいたい複数名の美少女にモテる。なんかしらんけどモテる。ハーレムものだからといって嫌うなら、ほとんどのエロゲも同時に嫌うべきだ。お前は今すぐエロゲをやめてエロゲー批評空間のアカウントも消し、美少女どころか誰にもモテるはずのない《現実へ帰れ》!!!(そもそも、この作品の前にやった『パルフェ』だって典型的なハーレムものではないか。あっちを絶賛してこっちを酷評するのはなぜだ。ダブルスタンダードだ。分裂症だ)

……以上の「声」はすべて、本作をプレイ中のわたしの脳内にこだましていたものだが、脳内会議によってこれらは(とりあえずは)棄却された。議長曰く──『パルフェ』やほか数多の(私が未プレイの)エロゲと本作が本質的に異なる点は、「これが《ハーレムもの》であることに自覚的な《ハーレムもの》である」点である。すなわち、先程の「自分に合わない理由」をもう少し正確に表すなら「これが《ハーレムもの》であることに自覚的な《ハーレムもの》だから」苦手だった、ということだ。

※ちなみにwikipediaの「ハーレムもの」のページに本作も挙げられていた。……こんなん「ゲーム」の欄いくらあっても足りなくね??



本作の学生主人公:星野航(わたる)は、自身が《ハーレム》の主であると(島のみんなから)認識されていることに自覚的だし、自らも「つぐみ寮は俺のハーレムだ!」とヒロインに向かって叫ぶ。
「自覚したうえで開き直る」キャラクター。さらに、その「開き直り」自体の非倫理性・しょうもなさに自覚的なシナリオ。典型的な丸戸節である。

「だってこの場所は… 俺の、俺だけのハーレムなんだから! ここの女はみんな俺のものなんだから!」 

星野航


そんな「自覚的ハーレム主人公」たる星野航は、島の政治的有力者を祖父に持つ「本家」の跡取り息子でもある。なんたる家父長制の権化! Toxic Masculinity万歳!! この家柄設定も、言うまでもなく、この作品の「自覚的ハーレム性」を示す一要素である。……というか、そもそも、本作が「離島ゲー」であること自体が、(プレイすればわかるが)歴史的・空間的に「閉じた」保守的共同体の社会を露骨に表現するためのモチーフ選択の結果である。

そんな「島」の「本家筋」の「跡取り息子」として生まれ、他には女学生(と女教師)しかいない「学生寮」に暮らす男子生徒……このように、星野航は何重もの「男の理想」たる保守的な枠組み(《ハーレム》)のなかに位置付けられているキャラクターであり、この人物を主人公として物語は展開される。

ここまで言えばもうわかりきっているだろうけれど、わたしは本作の主人公、星野航が最後までそんなに好きになれなかった。……ここですぐに留(ry

もちろん局所的なシーンを見ていけば、すごく好感の持てる場面はたくさんあった(と思う)のだが、1人のキャラクターとして好きか嫌いかといわれると、そんなに迷わず後者を選んでしまうくらいには苦手だった。無論、エロゲの主人公格のキャラクターはプレイヤーの分身であり、「1人のキャラクターとして好きか」を問うことに意味がある審級には属していないと言われたらそうなのかもしれないが、わたしは基本的に「主人公」も客観的にみて、他のキャラクターと同じように消費するスタンスでエロゲをやっている(それでこれまで楽しんできた)ので、あとは信仰の問題(=HITO SOREZORE)である。
航の、あまりにも明け透けに《ハーレム》を宣言し、それを自覚することで許されようとしている感じ──実際に島民やヒロインたちからは許されている──がどうにも受け入れ難かった。

「自覚なきハーレム主人公よりは、自覚のあるハーレム主人公のほうがまだマシなのでは?」という見方も当然あるだろう。当然考えた。しかし、航が使う「ハーレム」という言葉には、自身の特権性を相対化したり分節化したりする効果があるのではなく、むしろ、そのハーレム性をコメディとして、"なあなあな感じ" で許して流してしまう効果があるのだ。それが問題だ。前述したように、航のハーレム宣言をヒロインは「許す」。それどころか、受け入れ、積極的に乗りさえする……「冗談として」。「何バカなこと言ってんのよ!」と《ツッコミ》を入れても、それは攻撃ではなく馴れ合いである。

宮穂ちゃん。とてもかわいい

本作の基本トーンはラブコメ──ラブを潤滑油にしたコメディであり、この笑いの絶えないあたたかな空気のなかで、航の「自覚的ハーレム」はギャグとして肯定され、そこんじょそこらのエロゲ主人公の「無自覚ハーレム」よりもずっと危ういものになっている。

だから、やはりわたしは、何度も最初の言を訂正せねばならない。主人公:星野航の思想や言動が苦手というよりも、「主人公の言動の、まわりのヒロインからの扱われ方」が気に入らないというほうがより正しい。星野航をとりまく環境──つぐみ寮、そして南栄生島そのもの──が、根本的に肌に合わない。(表面的には、合うことも多々あった。) 自覚した航の開き直りが、自覚した対象(ハーレム性)をむしろ温存し隠蔽する方向に働いているのだという自覚がシナリオからは十分に読み取れなかった、といってもいいかもしれない。

エロゲ主人公よ、ハーレムをやめろ。もしもやめることがどうしても出来ないのなら、ハーレムを自覚するのをやめろ。開き直るのをやめろ。お前は "ほんとうは" まさにハーレムの渦中にいて、そこから絶対に抜け出せないのかもしれないが、せめてお前だけは、自分はいま目の前にいるただひとりの女を愛し愛されているのだという確信のなかで生きよ。その幸福は別の女の屍の上にあることを自覚して踏み越えていけ、どこまでも。


以上のことは「合わなかった」理由のほんのひとつに過ぎない。ただし根幹の理由のひとつではあるため、他の多くの理由とつながっている。これと地続きな別の苦手ポイントとして、本作の持つ構造的な矛盾点を簡単に指摘するにとどめよう。

このゲームには、主人公と一緒に「つぐみ寮」で生活する6名のヒロイン(同級生2人, 下級生2人, 上級生1人, 教師1人)のそれぞれと恋愛関係に発展する個別ルートが存在する。ただ、物語のメイン──いわゆる「共通ルート」の本筋──はヒロインとの恋愛ではなく、上で少し述べたように「つぐみ寮」解体計画を阻止するために学園長陣営と鍔迫合いながらも残り1年間の共同生活を謳歌する……という「みんな」を志向したものだ。

複数名のヒロインに囲まれた、疑似家族的な「みんな」のあたたかい居場所を望む気持ちと、そのなかの「ひとり」と私的な恋人関係を取り結びたい気持ち。この相反するふたつの願望の両立といえば、前作『パルフェ』でも存分に描かれていた。ただし、『パルフェ』ではそれほど違和感がなかった "両立" が、『この青空に約束を─』では "矛盾" として感じられてしまった節はある。それはなぜだろうかとずっと考えている。

『パルフェ』とのもっともわかりやすい違いは、本作の「みんな」の共同体である「つぐみ寮」は寮であって、彼らは毎日文字通り寝食を共にしている点だ。『パルフェ』では、いくら「ファミーユ」と名付けられていても、実際の家族のようにみんなで住むのではなく、あくまで職場として仕事("on" 状態)のみんなが集う場所にとどまっていた。それぞれに私的な居場所、自宅は別にあった。逆に言えば、私的な領域は別にあるからこそ、そこにヒロインを招き入れたり、逆にヒロインの自宅・自室へ足を踏み入れたりというイベントの「イベント」性が高まり、その境界侵犯によって恋愛関係の個別ルートへと物語を駆動させることができる。部屋が隣同士のカトレアなどは象徴的だ。(ベランダでのキスという境界侵犯)

しかし本作では、物語の最初から「みんな」が一緒に住んでいるし、その状態ですでにある程度の日々を過ごしている。新しく島に引っ越してきた「異邦人」たるセンターヒロインの沢城凛奈でさえも、ゲームが始まった瞬間から、つぐみ寮の星野航の自室(もっとも私的な空間)で一夜を過ごした状態で現れるなんて、なんと丁寧なんだろうか! また、そのゲーム開始からたった数クリックのうちに、幼馴染同級生ヒロインの羽山海己が航の部屋の "扉を開け" てなかに入ってくる(境界の侵犯)。ものすごく露骨に、「本作は『パルフェ』とは違いますよ〜。最初っから登場人物たちの私的領域は侵され溶け合っていて、それが本作における「みんな」の共同体なんですよ〜」と主張しているといっていい。

だから、本作における「みんな」と「ひとり」の調停/共存/両立は、『パルフェ』のそれとはまったく異なる。「家」というもっとも日常的な空間が最初から共有された、はるかに「みんな」性が強い場において、そのなかの「ひとり」と「抜け駆け」することは難しそうに思える。

そして実際に、それが成功しているとは言い難い。特に、本作は18禁アダルトゲームであり、ラノベや一般向けラブコメ漫画とは「抜け駆け」の意味内容が決定的に異なる。単に告白をして恋人になって手を繋いでキスをして……で終わらせることはできない。■行為を(何度も、執拗に)描かなければならない。とすると、当然「どこでするのか」という課題が喫緊のものとして持ち上がってくる。なにせみんな部屋がひとつの廊下に沿った横並びであり、しかも寮は古い木造建築。防音も何もあったものではない。結果として、他の「みんな」から隠し通すことはいくらファンタジックなエロゲ空間といえども不可能に近く、多くの場合は「見て見ぬ振り」をされることになる。主人公たちは蜜月がバレないよう必死に色々と画策するのだが、すべて筒抜けのまま見逃されていたり、すでにお互いに暗黙の了解としてスルーしていたりする。そのうえで、残り一年間しかない大切な「みんな」での共同生活は維持される。
また、一部の個別ルート(海己ルート)では、より深く「みんな」と「ふたり」の関係の衝突が浮き彫りになるが、それも最終的には対立が解決されたり止揚されたりはせず、なんかなぁなぁで「許される」。

このように、本作は「みんな」での楽園的な共同生活を(全力で守り抜くべき尊い対象として)称揚するわりには、個別ルートに入ったら「みんな」よりも「ひとり」との恋愛シナリオに注力してしまい、前者をおろそかにしているように感じられた。むろん、各ルートごとに細かい差異はあって、恋人関係の進行のなかで肝心の寮生活存続の危機に繋がってしまう話(沙衣里ルートなど)もあるのだけれど、やっぱり「恋愛(ふたり)> 疑似家族(みんな)」という序列は拭い去れない。何よりも心苦しいのは、前述の通り、他のヒロインたちが「抜け駆け」を何やかんやで「許す」点である。

これも、冷静に考えれば、つぐみ寮生に求められるのは平和な寮生活の維持であって、ひとりが航と抜け駆けしたぐらいで人間関係に亀裂が走ってしまっては、もっとも尊ぶべき「あと1年しかない共同生活」が台無しになる、だから、いわば(自分を含めた)「みんな」を人質に取られているから「ふたり」を許さざるを得ない……という力学がはたらいているのかもしれない。

ただ、それでも、「みんな」がいちばん大事だという作品の根幹姿勢とは裏腹に、プレイヤーがプレイ時間の大半見せられているのは「ふたり」による恋愛話であり、どうしても──それが表層的な矛盾だとしても── "矛盾" していると感じてしまうのだ。

これは、先の言葉で言い換えれば、本作の掲げる《ハーレムもの》(つぐみ寮での共同生活)と、本作が《エロゲ》であるがゆえの要請(ヒロインとの恋愛描写)が作品の基底でぶつかり合って食い違っている、ということになる。当然ながら丸戸シナリオでは複数人でのプレイや乱■などといったマジの「ハーレムエロゲ」を描くはずもなく、この食い違いは最後までしこりのように残ったままであった。

より率直にいえばこうだ。
──航はつぐみ寮の誰とも付き合わずに残り1年のハーレム生活を謳歌すりゃあいいじゃん!! でないと「約束の日」が茶番になっちまう〜〜〜!


・・・という身も蓋もない感慨を抱いていたところに、「裏」ヒロインとの「裏」ルートがあるらしいという情報が飛び込んでくる。
この "7人目" のヒロインはつぐみ寮生ではなく、つぐみ寮の「みんな」の感動ストーリーの "部外者" である。さすが丸戸史明、信じてよかったと思った。要するに、これまでの本編での個別ルート×6はすべて(冗長な)前振りであって、この裏ルートこそが本当のTrueルートでありTrueエンドなのである、と、そう自分は解釈している。この裏ヒロイン自体がとても魅力的だからというのも当然あるが、「つぐみ寮」のみんなとの一年間の物語を外から相対化し、航の物語に決着をつけるという意味でも完璧な構成であると思えるのが大きい。
(ただし、何度もいうように、なぜかこのゲームは最後まで絶賛させてはくれず、また別の問題点──すでに他ヒロインの個別ルートで徹底的にコケにして乗り越えたはずの思想/設定を最後にしれっと復活させる──があるのだが……。嗚呼、もういい加減堪忍してつかぁさい!!!)


このように、丸戸シナリオの真骨頂である「愚かさの自覚」が十全に発揮された見事な構成ではあるのだが、だからこそというべきなのか、次から次へと「う〜〜ん」となるポイントも出てくる、なんともスッキリしないゲーム体験となった。

各ヒロインの個別ルートに関しては、以下の【プレイ中の感想メモ】に書いてあるので苦労して探してほしい。
基本的にどのキャラクターも大変に魅力的なのだが、個別ルートで恋愛関係に入ってからの描写でかえってキャラへの好感度が下がったりプロット自体にモヤモヤしたりすることがとても多かった。むしろ、単体のキャラクターとしてはもっとも好みではない奈緒子(会長)ルートが、シナリオ的にはいちばん評価できる内容だった。

<全クリア時の各ルート所感>
共通ルート:80点強
静ルート:70点強
宮穂ルート:70点強
沙衣里ルート:65点強
奈緒子ルート:80点強
海己ルート:80点弱
凛奈ルート:80点弱
茜ルート:80点強

キャラクターの好みはまた別である。普通に 同級生組>下級生組>年上組 の順で好き。


※このnoteは、エロゲー批評空間に投稿した4万字強の長文感想の「冒頭」です。

【プレイ中の感想メモ】が読みたいひとはそちらに行ってください。

このような「無料体験版」のような構成にしているのはひとえに、noteでエロゲの話を露骨にしすぎると記事BANされるからです(過去に何度もされた)。どうやらエロゲー批評空間のURLを貼ってもアウトらしいので、各自ググってください。そちらでの自分のユーザー名は「oldreaves」です。『パルフェ』とか、他エロゲの感想も投稿しています。
このnoteが強制非公開になるのも時間の問題かもしれません。



いちど記事BANされて、不適切らしいURLなどを削除して投稿し直したもの。また非公開にされるかも。


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