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女子大が存在し続ける理由

「女子大ってなんで存在しているのか」
共学になる大学女子大を貫き通す大学との違いは何だろうか。」
考えてみるキッカケというのは少ないような気がします。

私が今回、女子大に興味を持ったキッカケは東京医科大学の女子だけ減点事件でした。

そもそも何故女子大が設立したのか

明治から昭和にかけて女子は大学に進学することが全くできませんでした。そんな中、女子が進学しやすい場として初めて日本で提供されたのが『日本女子大学』です。

建学の方針を見ると女性を社会進出するためというよりは女子を女性として育て上げるといった所でしょうか。昔の時代ならではな考え方といった印象を持ちました。

女子大学の今

現代の女子大学の動きとしては大きく分けて2つに分かれています

①女性のみ受け入れる体制を貫く
②共学化にして男子も女子も受け入れる体制に変える

私は最近まで女子大は「少子高齢化による学生数の低下」「女性しかその大学に進学できないのは差別ではないか」といった面から共学化にした方が良いのにと思っていましたが、あるニュースを見てから考え方が変わりました。

お茶の水女子大がトランスジェンダーの学生を受け入れる姿勢を示したニュースでした。そんな中、記者会見の中で学長が放った言葉で私の考えは変わりました。

「共学化は目指していない。ご存知のように、まだまだ女性が社会で男性と同等に幸せに暮らせる状況ではないから」

本当にそうだなと感じました。女性は女らしく生きなければいけない文化が日本には根付いています。だからこそ女子大は女らしくではなく自分らしくを磨ける大学として存在していると思います。
トランスジェンダーの方であっても男性なら男らしく生きなければならない世の中は辛いでしょう。だから受け入れますよ!といった所でしょうか。

女子大のこれから

最終的には女らしく男らしくといった文化が無くなり女子大を設立,存続する理由が無くなる世の中になればいいなぁと感じたニュースでした。

添付写真:モーニングcrossから抜粋

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