分かってもらえないけど、分かって貰いたくないこと
街区表示板って皆さんご存知でしょうか。そう、よく街中にある青や緑でカラーリングされている、住所を示しているような看板のことである。
私自身この看板は好きで街中で見るたびに目を惹かれ、よく写真に収めているつもりであったが、写真ファイルを開くとそこまでだった。
街区表示板の良い所は、体裁だと思う。
地名を記すこのフォントに惹かれているのかもしれない。
とやかく言う私は、フォントにこだわりは少しあるがデザイナーレベルで知識があるわけでもなく、有名所のフォント(モリサワとか)しか知らない。
というか、ニッチなフォントしか好きではない。Wordに入ってないけど、世の中ではめちゃくちゃ用いられているみたいな。
勿論、街区表示板も良いが鉄道のフォント要素も好きだ。鉄道好きだった部分の一つにはこのフォント要素もあるかもしれない。
しかし、私が一番好きなのは「地名」という固有名詞の存在なのかもしれない。
種別などの文字にも惹かれるが、やはり一番美しいと思うのは地名の文字列である。
サインとしての役割で、美しくかつ読みやすいデザインになされているのだと考えるが、私はむしろ格好良さや慕情のようなものを感じる。
道路の青看板や高速の標識も例外ではない。たった1~10文字程度の文字列に非常に悶えてしまう。
特にやはり前から記しているように、自分には東京に異常なほど憧れを持っているのだろう。東京圏の地名は特に魅力が高いように感じる。
秋葉原という文字列すら、美しく感じるし新御徒町に至っては鑑賞するが如くの感情を抱く。
この感情は一生理解されないだろうし、されたくもない。だが、共感してくれる人を探している。なんとめんどくさい事か。
地名の美しい日本に生まれてよかった。