KKL 20230412 研究室会議レポート

こんにちは!今年度からM1になりました、房野です。
本年度も、門脇研の研究室会議の内容を、noteに記録・発信していきたいと思います。
毎週構成員が順番にレポートしていきますので、よろしくお願いします。

会議メタファーとは

初回なので、少しうちのゼミのあり方をさらっておきます。

門脇研では、ゼミのことを研究室会議と呼んでいます。これは、会議メタファーとして、お金の使い方、プロジェクト発足の可否など、あらゆる事の情報をオープンにして、会議で全てを決めていく形式を取っているからです。

そのため、たまに外部から研究室を見学しに来られる方には、「会社みたいだね」なんて言われることがありますが、これは構成員が各自自主的に動き、皆んなで研究室を運営していこうという意識が、ある意味会社のような共同体と似ているからだと思います。

社会人手前でこのような場があり、自主的に行動する機会があること自体とても学びが多い研究室だと思います。

そして、個人の研究成果を持ち合う個人発表では、先生に一方的に意見を求めるような従来のゼミのあり方ではなく、構成員全員が会議を通してその学びを共有することによって、研究室全体の知財としていくことが門脇研の大きな特徴です。

「守備範囲、地球」。これは門脇研が最近掲げているスローガンですが、構成員それぞれが持ち寄る学びを、全体の学びとして共有することによって、門脇研総体としての守備範囲が大幅に拡張されることを示しています。会議メタファーによるうちのゼミは、こうした学びの総体化によって日々成長しているのだと感じます。


初回の個人発表

今年度も初回の個人発表が行われました。今年はB4が8人、M1が8人、M2が10人、Dが2人の28人と大所帯です。

ここ最近の門脇研といえば卒業制作ですが、今年も様々で興味深いテーマやキーワードが挙げられました。衣服、ゲームや漫画、アニメ、おこし絵図、日記などなど、個人の欲求や興味、特に建築とはあまり縁がなさそうなところから突き詰めていき、視野を広げていくやり方が自然と共有されていることを感じるようなテーマが多かったと思います。

M1という立場

そして、こうしたテーマに対して、ただ受動で学びを得るだけでなく、議論を深めるためのある意味盛り上げをしていくことが、M1の大事な役割になっていくでしょう。昨年度、門脇研で卒制をした身として、ある程度テーマが決まった段階で、掘り下げていくことに集中しすぎて視野狭窄に陥ったことがあったため、先輩として視野を広げるような議論が展開できるように心がけたいです。また、そうした議論が生まれやすいような会議の雰囲気作りも同期と話し合って組み立ていければと思います。


おわりに

今年度で11年目となる門脇研ですが、1期生の頃と比べるとその雰囲気や研究室の様子も大きく変化してきたのではないでしょうか。これまでに積み重ねてきた構成員たちの知財が、年々より良い研究室へと進化させているはずです。今年度も新たな挑戦をし続けることで、その進化に歯止めをかけることなく、ゆくゆくは「守備範囲、宇宙」を目指していければと思います。
今年度もよろしくお願いします!

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