ガブリチュウ
「ガブリチュウ」という駄菓子をご存知だろうか。そう、30円ほどで買えるどこにでもある駄菓子である。味はグレープ、コーラなどが主流のチューイングキャンディである。空いた小腹を満たしてくれ、口の中をフルーティにしてくれるお菓子である。 私は昔から駄菓子が好きなのだ。なぜなら、小腹の隙間をちょうど埋めてくれるからだ。パズルの最後のピースを埋めるような快感も与えてくれる。さらに、その時のコンデションによって、せんべい系やフルーツ系、すぐ味を無くせるガム系など食べ分けることができる。
話はそれたが、私はガブリチュウの食べ方が特徴的である。あの10センチほどの柔らかい棒をまるでカタツムリの殻のように巻きつけ、口に放り込んで一口で食べるのである。噛んだ時の口の中に広がるガブリチュウ汁と、ほおばって食べる感覚がご満悦なのだ。
私は生き急いでいるのか?
そんなことを思った。たしかにちびちび食べた方が長く楽しめる。誰にも取られないのに急いで食べる。「そんなに食べ急がなくても良いのに」と友人に言われたりする。
ゆっくり味わいながら食を嗜むということはとてもいいことだ。気持ちも整理出来ていい。そして何より、食によって幸せを感じることができる。
だがしかし、駄菓子ぐらい自由に食べさせて欲しい。だがしだけに。
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