「路上横臥」を知っていますか?
今朝歩いていると、道で寝ている人を見かけました。
暖かい季節には酔っぱらって寝る人が増えますね。
その時思い出したのが「路上横臥」です。
最近、免許の更新に行きました。
10年に1~2度しか運転しない私はゴールド免許です。
運転するのが怖いですね。
さて、免許更新の講習で教官が質問しました。
――「路上横臥」 これ何のことか分かりますか?
「横臥」は「おうが」と読みます。意味は横たわっていること。
つまり、路上横臥とは道路に寝ている状態を指します。
教官が言うには、夏の死亡事故の原因として路上横臥が多いらしいです。
酔っぱらって道路で寝てしまい、車に轢かれて……と死亡事故が発生します。
死亡した人は概ね繁華街の路地裏に寝ています。
車で走行している際に路上横臥の発見が遅れて轢いてしまうようです。
運転している側も災難としか言いようがありません。
私は寝ている人の方が悪いと思います。
でも、車で轢いた後で「あの人が道路で寝ていたから……」と言っても、罪を免れることは難しいでしょう。
免許更新所の教官は「防ぐためにはどうすればいいでしょうか?」と質問しました。
部屋は“シーーン”と静まり返っていました。誰も分かりません。
受講者が答えられなかったので、教官はこう言いました。
「路地裏を走る時はハイビームにしてください」
都心を走るときは対向車がいるため、普通はロービームで走行します。
でも、道路交通法では車のライトはハイビームが原則らしいです。
路地裏を走る時にハイビームにしていれば路上横臥の人(寝ている人)を発見できる可能性が少しでも高くなる。
教官はそう言ってました。
絵で説明するとこんな感じですね。
ハイビームで走行している場合は寝ている人を早く発見できます。
一瞬でも早くブレーキを踏めれば、轢かずにすむわけです。
夏場は路上横臥の人(寝ている人)が増えます。
ドライバーの皆様はお気をつけください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?