医療観察法開始当初の反対論者の本を今になって読んだ ー”動き出した「医療観察法」を検証する”(2006年)
医療観察法開始当初に出た本だけど、
いやあ・・・ 医療観察法って、こんなに大反対されていたのか。。。
中島直先生も反対論者だったのか。。。
反対論の柱は自分の理解によれば、
・軽微な傷害によっても”とじこめ”保安処分が生じうる
・指定入院医療機関の数が少なく、遠い病院に入れられてしまうと、社会復帰がかえって困難
・鑑定入院の位置づけが曖昧
といったところだろうか。
少なくとも現在の現場は、犯罪に及んでしまったことを機に適切な医療に繋げたい、という思いで、みなやっているとは思う。適切な受入れ先が見つからない、という悩みには良く接するけど、それは医療観察法に乗らない場合でも同じじゃないだろうか。
現在の運用みて、皆さんどう思っているんだろう。
指定入院医療機関も、まだ不十分かもしれないけれど、だいぶ増えてはきた。
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