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自発的に集まったコミュニティ・プロジェクトを立ち上げる際の注意点!

佐野弘は、コミュニティやプロジェクトの立ち上げによく関わっている。

最近も、プロジェクトの立ち上げに関わった。

今回は、自発的にメンバーが集まって行うプロジェクトで、強制されて動く形ではない。

他のプロジェクトとは違った観点が必要だったことを痛感した。

今回のNoteでは、自発的に集まったメンバーでのブロジェクト立ち上げで、気をつけなければならないことをご紹介する。


ビジョンを明確にしておく

会社内でのプロジェクトではなく、オープンなところで、興味をもって関わりたいと思った人が自発的に集まっているプロジェクト。

そこの場に強制力がないので、指示が勝手に降りてきて動くことはない。

自分たちで一つ一つ考えて、動いていかなければならない。その場合、ビジョンが明確じゃないと進まない。まとまらない。

どんなプロジェクトやコミュニティでも、方向性や形を示すビジョンは必要だ。

特に自発的に集まったタイプでは、最初に明確なビジョンを用意しておかないと、みんな進むべき方向に進まない。

迷いや不安も生まれ、何をどう考えていいのかわからない状況になってしまうのだ。

その一方で、ビジョンを明確にしなくてもいい真逆の考え方もある。これについては、こちらの記事で書いている↓


適材適所を見極める:ぬり絵の塗りをする人なのか、枠線を描く人なのか

最初から完成形が見えている人が、一人二人必要である。

自発的に集まったプロジェクトには必ずいて、ビジョンを指し示さなければ、プロジェクトはみんなで進めらない。

動き始めは、0から1を作れる人が必要になる。0から100は、決して同じスパンではない。

ビジョンが明確だからといって、終わりまでの工程が用意されているわけでもない。

0から1を作る部分で言えば、ぬり絵に例えると、ぬり絵の枠線を描ける人が、最初に必要となる。

これはなにも発起人とは限らない。

ぬり絵を渡されて、そこに赤や緑、青といった色をつけられる人はたくさんいると言う。しかも、芸術的に塗れる人もいたりする。

プロジェクトの動き始めは、0から1を作れる人、ぬり絵の枠線を描く人がいることが重要になる。

色をぬるとは別の力が必要となってくる。

自発性のあるトップの人たちは、みんなが0から1を作るのが好きだと思っていたりして、信頼しているから自由にやってと任せることも多い。

しかし、ぬり絵で色をつける方からすると、思った以上に負担でもある。

そこのマネージメントを間違えると、これまた進む方向や進み方が悪い方へと行ってしまう。


コアメンバーとその周りにいるメンバーとの温度差に注意

巻き込む力が強いプロジェクトだと、多くの人が集まってくる。それは決して悪いことではない。

外との接点がある場合、中と外との関わり方を丁寧にやりとり必要がある。

コアの部分で大事にしたいことが決まらずに進めていくと、その周りに関わる人たちとの間に温度差が生じてしまう。

例えば、発信することになると、届け先が出てくる。

中の人、外の人、さらに外の人へ届ける話になると、見てる先が変わってくる。

その段階、段階で、丁寧に伝えていかなければならない。

勢いがあるプロジェクトは、勢いが出たまま広がってしまう。

そこをいかに制御しながら、温度差が生じないように外側に出していくかが大切である。


まとめ

ビジョンが明確であることともに、段階ごとに、適材適所の人物がいることも重要だ。

佐野弘は、困っている人のプロジェクトの立ち上げによく関わるが、立ち上げたら、あとはその場の人たちに任してしまうことも多い。

自分が離れる際や今後の見通し、新たに関わる人が増える際に注意すべきことをまとめた。

この記事は、今回関わったプロジェクトで、学んだことをもとに書いた。

今後、プロジェクトやコミュニティを立ち上げる際の参考にしてもらえたら幸いだ。

次の佐野弘(仮)もお楽しみに!


佐野弘 with 水島一輝


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