瞳
気がついた時には
貴方への「愛」が歪んでいた
最初は私の視界に貴方が映るだけで
幸せだったの
とても心が満たされて、高揚した
だけど、何かが足りなかった
貴方からの「愛」
満たされていたはずの心に
黒く靄のかかったものが、
私を蝕んでいく
貴方の「愛」が欲しくて堪らなかった
けれど、貴方はその事を知らない
だって私とは面識がないから
私はミてる
貴方の事をずっと
でも貴方は?
貴方の世界にはなにがミえてるの?
『壊したい』
初めて想う感情だった
段々とそれは私の原動力になっていく
『壊せば私をミてくれる』って
ねぇ、暗闇の中貴方には何がミえてるのかな
私は信じてるよ
貴方の瞳にナイフを突き刺す私の笑顔だって
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