中間管理職としての苦悩③働かないおじさんはいつ生まれどうして生まれるのか


今日は中間管理職としての苦悩③働かないおじさんはいつ生まれどうして生まれるのかです。


これに気づいたのは、自分が完全に管理職になってからです。

私が所属している会社は下記のように職制が決まっています。

①メンバー

②グループリーダー(いわゆるプレイングマネジャー)

③マネジャー(管理職)

僕は②→③にいわゆる出世したしたときに「あ・・・こうやって働かないおじさんは生まれるのか・・・」と気づきました。


なぜ、働かないおじさんが生まれるのか・・・

これは管理職って自分がどれくらい積極的に仕事に取り組むのかというのが自分次第だからです。


世間一般的にも営業職とかって比較的忙しい職種だと思います。

なので、1日の仕事を下記のように分類すると①のやらなきゃいけない仕事で時間が埋め尽くされていきます。

①やらないといけない仕事(お客さんや他部署からの依頼)

②自分がやりたい仕事(自分が何かしらの課題意識や改善意識を持って取り組む仕事)

③やってもやんなくてもどっちでもいい仕事


①が多い職種や職場ほど実は管理職になってはたらかないおじさんがふえていきやすい傾向があると思います。


なぜかというと自分の仕事を誰かに埋め尽くされる仕事のやり方になれすぎているからです。

管理職は実務をもたないので、自分で仕事を作っていったり、自分が積極的に関わろうとしない限り、なんもやることがないんです。


僕はマネージャーになったある日、本当になーーーーんも仕事がない日がありました。

MTGもないし、トラブルもなかった、そんな日でした。

その日に思ったんです。

ふだん忙しくしているけど、それは結局誰かに巻き込まれいるのであると・・・

MTGをするにも自分が主催者になるMTGではないといけない。

自分が描いているアスピレーション通りの未来を作るために何をしないといけなくて、自分で仕事を作っていかないといけないのだ。と。


でも意外とそう考える人って少ない、あ、自分が今働かないおじさんの仲間入りしているのかもしれないって気づく人は少ないのかもしれないって思いました。


だって、なんとなく管理職の人って忙しい印象を持たれているし、

給料だって、ふつうに生活していくだけの給料はもらえている。

そうなったときに、仕事を自ら作っていこうっていう人は実は少数派なんだろうなって思うんですよね。


あー、こうやって働かないおじさんが生まれていくんだなーってすごく怖くなった日でした。


で、気づいたはいいもののここからまた二つに分かれると思います。

あ、やばい!働かないおじさんになっているかも・・・ってなってから

1つはなんとなく時間を埋めるために配下メンバーとなんとなく時間を作り始める人。


こういうのは、比較的「メンバーのモチベーション管理」とか「コーチングだー」「気づきを与えるのだー」「メンバーを鼓舞すのだー」とかいいがちな人だと思います。


こういう人も個人的には働いているふりをしたいおじさんだと思っています。


もう1つのパターンは「描いた未来を作るために今の時間を使っている、仕事を作っているケース」です。

僕はこれが最も管理職としてあるべき姿なんだと思っています。


組織として目指すゴールがあって、期間ごとにマイルストーンをおいて、今何をすべきなのか、そのゴールに向かって誰を巻き込むべきなのかということを考え、自分の予定を埋めていく。


そんな時間の使い方が毎日できていることを目指す。


これが毎日できていないとやっぱり落ち込むなー


と思う今日、この頃。


おしまーい。



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