見出し画像

アガベではないトゲものたち


今回はアガベ以外に育成しているトゲものについて紹介します。
アガベ以外のトゲもので、代表的なものといえばサボテンやユーフォルビアの一部、パキポディウム、アロエなどでしょうか。実は実生を始めたときにこれらの植物にも手を出していたりします。
 アガベに比べて全般に発芽率が悪く、その後の成長過程でお亡くなりになる確率も高いような気がします。個別の品種については別稿として、それぞれの属について思うところを記します。

サボテン

 言わずもがなのサボテンです。どこのホームセンターにも多少は置いてある植物で、インテリア感覚で購入する方も多いと思いますが、その沼は限りなく深く、また日本におけるマニアの歴史も古いようで、新参者の愛好者にとっては敷居の高い部分もあるように感じます。
 そもそも、現在の植物どっぷり生活にはまったきっかけは通販で購入したサボテン種子セットから始まったということもあり、わが温室においても欠かせないメンバーです。
 見た目に反して、種子からの育成は比較的容易な気がします。また、上手く受粉すれば採種も比較的容易で、3年目の現在でもすでに二代目のサボテンが育っていたりします。
 この世界は奥が深いのですが、とりあえずここでは便宜上の分類である「柱サボテン」、「玉サボテン」、「団扇サボテン」、「樹上型サボテン(リプサリス)」のいずれも我が家のメンバーにいますので、いずれ紹介したいと思います。

実生の購入株です。植え替え直後ですが開花しました。

ユーフォルビア

ユーフォルビアはトウダイグサ科の植物で全世界に分布していますが、それらのうちの一部が多肉植物として取り扱い、さらに一部が珍奇植物の領域になっています。
いつもお世話になっているSEED STOCKさんで入手できる種子を播種し、ようやく育ってきたものや近所のホームセンターで入手した小苗などを現在育成しており、一部は種を取ることもできました。残念ながらその株は採種後に突然死してしまいましたが・・・。
 というようにユーフォルビアの突然死は比較的よく発生しています。詳しい原因は不明ですが、どうも水やりの失敗で根腐れを起こして枯死するような気がします。
 ユーフォルビアは比較的挿し木による増殖が容易なようで、突然死に備えてバックアップ株をつくっておくことが有効だと感じます。

逆鱗竜の実生苗。購入株が成長して種を採取したものです。親株は突然死しました。

アロエ

ちょっとでも植物に興味がある家庭には、だいたいアロエがあると思います。我が家にもこの趣味を始める前から母が育てて(放置?)いたアロエ(ベラ)がありました。三年前からはシードストックさんから購入したアロエがだいぶ大きくなってわがフィールドで生育中です。
 珍しい種類からきれいな種類、なんでこれ育てているのというようなものもあり、育成の難易度は種類によってかなり違います。これまで何度かチャレンジしたのに発芽さえできなかったもの(ポリフィラとか)もあります。
 初期に播種して順調に生育し大きくなったものは直径で1mほどになっているものもあり、当然ながら幾度か開花しています。こちらについてもいずれそれぞれの紹介をしたいと思います。

女王錦の可憐な花。播種の一年後から開花しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?