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フォーカリア 怪獣の化身?の顛末

 今日はトゲがない植物について。上の写真にトゲが付いているだろうって?これはトゲに見えるけどふにゃふにゃと柔らかくかわいいもんです。

 本格的に植物育成を始めた年の初夏、アガベ以外の多肉にも手を出していました。大した知識もなく、植物の見た目で選択したのは「フォーカリア」です。アフリカにルーツを持つ植物でメセンと呼ばれるグループの一員らしいのですが、いかんせん実物を見たことがない。とりあえず種子を入手して播種しました。
 いわゆる微細種子というもので、まるで埃のような粒をばらまきます。一種類につき5粒という分量で購入したのですが大体2~3個が発芽しました。

まだ手書きの名札を使ってます。まるでウサギの耳のような幼苗。
種類ごとの特徴などまだありませんね。LEDなので色調がちょっと変です。

育成方法など全く知らない状況で、人工照明にも手を出し生意気にもLEDによる育成をしていましたが、それが功を奏したのか順調に成長していきました。

ひとり一部屋に独立。順調に生育中。このころから屋外管理に移行しました。

 フォーカリア独特の怪獣の口のようなトゲ?はまだかと期待を込めて育成を続けます。

トゲが出始めたと思ったら開花してしまいました。手前はユーフォルビアやアロエの稚苗です。

あれから3年が経過し、興味も薄れてしまったのでハウス内のどこかに露地植え管理となっています。品種名の名札も散逸したり(せっかく産地番号まで記載してあったのに)して、最低限の名称しかわからない状況になっています。
 なんか導入初期に夢中になって育てたけど途中で放り出されてしまったような可哀そうなフォーカリアの話でした。

札落ちして種類がわかりません。
一度消滅しかけたけど復活した株です。
播種当時の名札が残っているものもあります。白札に鉛筆記入は長持ちすることを改めて確認。


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