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都会で病んだけど、土に触れてたら元気になった。

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ごく一般的な大学生は卒業を期にITの会社に就職。 「ビジネスの世界でバリバリ活躍してやるぞー!」と、 意気込むも何だか上手くいかず、うつ病に。 休職はしたけど、 復帰してから…
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冬の農作業が身体を強くする

 農業をやっていた頃、「暑い日も寒い日も外仕事で大変ですね」とよく言われていた。食育授業で学校に行くとコピペのように先生方から言われたし、小学生たちからも似たような言葉をかけられる。確かに体力的にはキツイかもしれないが、精神すり減らすような仕事よりはラクだと思いつつ、そのキツさがあるからこそ、身体は強くなっていきます。  ちょうど「ICEMAN 病気にならない体のつくりかた」という本を読んだこともリンクしたので、冬の農作業が身体を強くした実体験を書いていきます。読んだ本はこ

丹後に移住して変わった食習慣②自分たちでつくる調味料

 丹後に移住して野菜中心の生活となりました。旬の野菜をたくさん作っていた有機農家で働いていたので野菜いっぱいの生活は僕を健康体へと変化させてくれます。そんな野菜生活にハマっていったことは以下の記事をよろしければご一読ください↓。  移住して変化した食習慣として、使う調味料も変化します。料理のさしすせそ(砂糖・塩・酢・醤油・味噌)のうち、塩・酢・醤油・味噌は、自家製や地産調味料へと変わり、料理酒も近所の酒造から買っています。大阪にいた頃はさほど調味料へのこだわりは無く、安さで

丹後に移住して変わった食習慣①野菜溢れる生活

 移住してから職や住環境が変わったことでストレスは激減し、元気になりつつあった自分。そこから更に心身ともに健康へと繋がったことの1つとして食習慣の変化も大きかったです。  まずは有機農家さんで働き始めたことで、野菜中心の食習慣へと変わります。移住前もスーパーで野菜を買って料理していましたが、農家となると身の回りにある野菜の量が多くて圧倒されるレベル。出荷に至らなかった野菜の自家消費はもちろん、豊富に収獲できた野菜は自分たちがまずは美味しくいただきます。  家の冷蔵庫は常に

農作業で自然と身につく「体力・筋力・気力」

 移住してから農業をはじめ、ガラッと生活習慣が変わりました。その比較としては以下の記事に1日の流れを比較していますのでよろしければご一読ください↓。  このような習慣で半年ほど生活していたら、身体にも変化が生まれてきます。分かりやすいところは、体力と筋力がついてきました。ある日の朝、起きて背伸びしてから腕を曲げたら、力こぶがポコっと浮き上がって「筋肉ついてるー!!」と気づきます。太ってはないけど、緩んでいた身体が引き締まっていたことに喜びを感じた朝でした。  農業に慣れな

オフィスワーカーと農家の1日を比較

 農家となってからガラッと働き方が変わりました。業務内容も扱う物も時間も、IT企業でオフィスワークをしていた頃と比較して全てが180度くらいの変化があり、それに応じて生活習慣も変化します。IT企業で営業をしていた頃の平日はこんな感じ↓。  平均するとこんな感じ。忙しいと退勤時間は21時を越えることもしばしばありました。通勤時間も徒歩時間などを含むと1時間はかかっていました。晩ごはんは家で食べることもあれば、外で食べることもあり、だいぶ遅めの夕食です。20時に晩ごはん家で食べ

丹後に移住してハッキリ感じる四季の変化(冬からの春)

 1月の真冬に移住して大雪の洗礼を受けたり、寒い木造住宅生活を何とか凌いでる間に季節は春へと変わっていきました。移住しようと思った理由に「オフィスワークしてたら四季を感じない」という事があったので、身体には厳しくも自然の変化を感じるのはウェルカム。冬から春への変化は特に感じる要素がいくつあります。  例えば天候。冬の日本海側は「うらにし」という特有の天候で、だいたい曇っていて太陽が出ない日が続きます。これについては別記事にも記載していますので、よろしければ↓。  春になる

【図解】病んでから移住するまでの状況と変化

 移住をきっかけにメンタル的な変化が生まれ始めました。社会人になって病んでから約4年間の変遷の図解です。過去フェーズごとの図解は以下に詳細記載がありますので、気になる方は図解と前後の記事を読んでいただけますと状況が分かりやすいかと思います。  過去のフェーズも振り返りながら図解するとこんな感じです。社会人1年目に「やったるぞ!」と意気込んで東京で営業職として頑張るも病む。環境の変化や忙しい日々をきっかけに、寝れない、耳鳴り、すぐ泣く、自己嫌悪と、適応障害になり休職。  楽

冬があるから1年間頑張れる農家

 1月に移住をしてきて働き出した冬は、農家にとっては閑散期。オフィスワークから農家に転身して刺激を受けながら楽しく過ごしつつも、仕事自体は落ち着いています。やる気満々で農家生活をスタートして何だか拍子抜けな感じでしたが、季節の移ろいと共に働く農家からすればそういう時期。ずっと忙しく働き続けていたサラリーマン時代とは異なります。  とはいえ、閑散期でもやることはあります。丹後は日本海側に位置しているので、冬になると必ず雪が降って積雪もある地域。僕が移住した年は「10年振りの大

移住してからの住環境(ストレス減る)

 働き方もガラッと変わり、日々充実感を持ちながらの生活がスタートしました。それはあくまで仕事の話で、普段の生活は移住してからどんな変化があったのか。一言で表すと、ストレスがめっちゃ減りました。周辺環境に影響受けがちな僕からすると、都会での生活はストレスだらけだったなと。具体的には、居住スペース、通勤時間、人口密度、の3つが変わったことでストレスが大きく減りました。  移住をして居住スペースは一気に広くなりました。大阪のワンルームマンションから2LDKの戸建て平屋・庭&ガレー

農家として働きはじめる

 移住してから荷解きも落ち着き、農家としての生活が始まります。有機野菜を作っている農家さんで研修生としての受入れです。ITから農業という振れ幅に面白みを感じつつ、身体を動かすこと、食べること、料理をすることが好きな僕にとって期待の膨らむお仕事のスタート。  出勤すると自分のデスクもPCもありません。荷物を置くロッカーがあるくらいで、身体が資本のお仕事。仕事の流れとしては、午前中に収獲~出荷作業を行い、午後が畑作業となります。朝イチ作業場に行くと、その日の収獲予定量がホワイト

移住する瞬間の気持ち

 移住を決意してから半年以上の準備期間がありましたが、あっという間に時間が過ぎて、いよいよ引っ越しの日がやってきました。タイミングとしては、1月アタマ、今思うと大雪リスクがある中、よくぞこのタイミングで引っ越しをしたなと。。  夫婦共に会社は辞めていたので、年始の帰省から戻ってくると共に引っ越し作業です。既に物は減らしていたり、引っ越し業者との段取りも済んでいたので、あとは期日までに荷物を梱包するのみ。帰省前に梱包できるものは終わらせていたので順調に作業が進み、あとはお世話

オフィスワークから肉体労働になって起きた変化

 新卒で入った会社を辞めてから、派遣で物流倉庫や工場で働いたり、酒蔵で日本酒作りをしたりと、オフィスでPC触る仕事から身体を動かす仕事へと変化しました。元々身体を動かすことは好きだったので、働き方の変化自体を楽しみながら仕事をする日々。多くの時間を費やす仕事の内容がガラッと変わり、自分の中でも色々な変化がありました。  まずは肉体疲労によって、夜よく眠れるようになりました。PC作業やお客さん先へ営業に行く運動量から、現場で重たいものを運んだり、立ちっぱなしでの作業、時には走

日本酒づくりの現場で初めて働いた経験

 派遣労働期間も終わり、いよいよ京都伏見区にある日本酒蔵での仕事がスタートします。大阪市内に住んでいたので通勤には1時間半かかり、7時から勤務スタートする日も多く、ガッツリ早起き生活のスタートです。  勤務の始まった10月はまだ日本酒づくりの始まる前段階で、道具や蔵の掃除を中心に行いました。派遣労働から引き続きオフィスワークではなく現場作業が主。酒蔵の中はお米を洗う作業場や蒸し器の設置されている機械が多い作業場、木造で麹をつくる蔵、瓶詰めをする作業場、など、作業内容に応じて

派遣労働で学んだ3つのこと

 初日に働いた物流倉庫での業務は衝撃的で、今まで自分が知っていた社会はほんの一部だったのだ、と気付きました。そんな気付きや学びが、2週間ほどの限られた時間の中に実はたくさんありました。当初はスキマ時間を埋めるように稼ぐ手段として選んだ派遣労働でしたが、振り返ってみると良い経験だったなと。学びとしては大きく3つ。  1つ目は、様々な社会が存在するということ。新卒で入ったIT業界はイチ業界に過ぎませんが、色々な業界の広報やマーケティング担当者と仕事をさせてもらい、何となくホワイ