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あの鐘を鳴らすのは

昨年5月から社外取締役を務めている株式会社ビザスクが、2020年3月10日に東京証券取引所マザーズ市場に上場しました。関係者の皆さま、本当におつかれさまでした。

創業者の端羽さんがこちらのnoteに書いているように、新型コロナウィルスの影響で打鐘を含む上場セレモニーは見送りとなってしまったのですが、当日はどこからか「それっぽい鐘」をレンタルしてきて、社内でお手製の打鐘セレモニーを実施したとのこと、とてもビザスクらしいなぁと嬉しくなりました。

私自身は、2012年3月のライフネット生命保険の上場のときに、打鐘をしたことがあります。

このnoteを読んでいる方はご存知かもしれませんが、上場に際しての打鐘は「五穀豊穣」にちなんで5回と決まっています。↑のnoteで端羽さんが

将来、一部/プライム市場に行けた時こそは、今日を共に迎えたビザスクの大切な仲間と、そして未来の仲間も一緒に、東証で本物の鐘を打ちまくろう!!

と書いていましたが、残念ながら5回です(笑) 

経営者や上場準備メンバーの気持ちとしては、これまでがんばってきた仲間全員に鳴らしてほしい…と思うのですが、いかんせん決まりは決まりなのでその5回をどう割り振るかを考える必要があります。

私がその上場準備に関わったライフネット生命保険では、最初に共同創業者の二人(出口さん・岩瀬さん)、その後にその他の役員、そして上場準備チームという順番。ここまではよくある順序だと思います。

そして4番目は、社員を代表して片田さん(とお子さまも一緒)にお願いしました。ライフネット生命は「若い世代の保険料を半分にして、子育て世代が安心して赤ちゃんを産み育てられる世の中にしたい」という思いで創業された会社で、社員の多くも「子育て世代」です。片田さんは同社の創業期のメンバーであり、入社後に第一子を出産され社内で初めて産休・育休を取得した社員です。その後も活躍を続けられ、現在は執行役員お客さまサービス本部長。

そして、締めくくりの5番目は保険契約者の中から希望者を募集し、抽選で決定したご家族にお願いしました。74年ぶりに設立された独立系の生命保険会社、そしてスタートアップとしてブランドも信用力も乏しかった会社に大切な保障を委ねてくださったお客さまも大切な仲間であり、一緒にこの節目を祝いたいという願いからでした。

おかげさまで、赤ちゃんや小さなお子さまも一緒に和気あいあいとしたセレモニーとなりました。その時の写真は社員ブログでも紹介されていますのでよかったらご覧ください(執筆したのは私が人生で初めて担当した新卒入社の社員です)。

なお、上場時の打鐘セレモニーに参加いただいた契約者様からは、その後こんな素敵なメッセージをいただき上場準備チームみんなでウルウルしてしまいました。このカードは今も社内に大切に飾ってある(はず)です。

蛇足ですがその後、2014年にAlibabaがニューヨーク証券取引所に上場した際、取引開始のOpening Bellを創業者のJack Ma氏ではなく同社のお客さまが鳴らしたことが話題になりました。

たかが打鐘、されど打鐘。あの鐘を誰に鳴らしてもらうのかというところに、その会社の考え方や文化の一端を垣間見ることができるのかもしれませんね。

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五常・アンド・カンパニーで金融包摂に取り組んでいます。首尾一貫して一貫性のない人生を歩んできた2児の父。投資銀行、ヘッジファンドを経て、ライフネット生命保険にて企画・上場準備、スマートニュースにて資本調達・管理部門の立ち上げを担当。詳細→ http://katada.me
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