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絶賛隔離中。

上の子が自宅隔離中。直接会えないので状況が心配ではあったが、もう熱は下がってエアコンのある部屋で三食昼寝付きの生活をしている。飽きたのか部屋の模様替えなどをしているようだ。スーパーに買い出しに行くと言うと、100均コスメとかスウィーツ買ってこいとか、いつも通りになってきた。終いにはおやつも出せと言う。それはそれで可愛いやつだ。

これ買って来て!って時だけ可愛い子ぶる。

今回の蔓延がどういうものか、実感として分かり始めて来た。患者にもよるのだろうが、発症後は熱を下げたり薬を飲んだりしたら、後は出て行くのを待つしかない。期間についてはまだ観察の必要があるが、ピークは過ぎたようなので、支援するこちらにも少し余裕が出てきた。

図らずも下階では、妻と下の子との3人生活になっている。部活も出席停止になり、父母を独り占め出来て少し嬉しそうな下の子。そこで改めて垣間見るのは、妻の子供たちへの愛情が凄いということ。子供たちの日々の出来事から友達の名前もほとんど把握しているし、部活動のアドバイス、勉強の仕方、健康管理。全ての取り組みが的を得ているし、常にアンテナを伸ばしているママさんたちのネットワークは自治体よりも正確で早い。手前味噌で身内をベタに褒め称える文章も恐縮なのだが、彼女はおれには無いスキルを発揮しまくっていて、それ故に専業主婦をしてもらっている(本人の希望でもある)のだが、家事全般含めておれには100年掛かっても真似出来ないだろうと思う。ちょっと毒舌なのが玉に傷だが、つくづく尊敬している。
そんな妻がなぜおれのような偏屈で暗くてコミュ障な奴と結婚してしまったのかは、いつかまたの機会に述べたい。

隔離生活3日目。昨夜は早く寝てしまったので、今朝は早起きしてしまった。もう眠れない。今日は我々家族も抗原検査を行う予定。これが陰性なら翌日から社会復帰出来るのだが、会社の受け入れ態勢が追いついておらず、まずは上司に経過を報告して指示を仰がねばならない。
今は(埼玉では)保健所の個別電話は廃止されており、県HPに細かく掲載された手順書に従って隔離日数を決めて良い事になっている。しかし会社は一つの独立国家みたいなもので、その首長が首を縦に振らないと次へ進めない。なんだかんだ文句を言うくせに、判断基準は上司の心意気。社会活動を阻害しているのは自分たちなのだ。
そんなわけで月曜日に上司連中のマイクハナサーズへ報告して数倍の返答をもらうであろう事は面倒極まりないのだが、そろそろ自宅軟禁も退屈しているので、そんな無駄なやり取りですら心待ちにしている自分がいる。