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フジモンモン

今週も夜明け前から走り、異世界前の最終吉野家で人生最後かもしれない牛丼を食べ(毎回そう思うのだが)、亜空間トンネルを抜けてシン・鬼ヶ島へ到着。

早く到着したので30分ほど寝ようと横になった。
途中で目覚ましを止め、、、気がついたら1時間経っていた!やっべえ!
急いで合流したのだが誰にも気付かれなかった。
良かったと思った反面、このまま死んでても気付かれないのかもな、と思ったり。

今週も強烈キャラが仲間入りして大騒ぎ。
どぎついのが何人も来たのだが、中でも面白いのがフジモン(仮名)。パッと見は気さくな日本人だったので話しかけてみたら日本語が全く通じず、気さくな中国人だった。名前5回くらい聞いたんだけど聞き取れず、その風貌からこっそりフジモンと呼ぶことにした。フジモンは距離感がおかしくって、さっき会ったばかりなのにねえあれ貸してよとか、休憩時間に我々が普段使っている個室にフラッと入って来て寛ぎ、うちの外人たちと秒で打ち解け、マシンガンのように世間話をしてギャハハ〜と笑わせて帰って行ったりする。なんだそりゃ!

あれで良いんですきっと。
同じ業界のよしみで聞いてみると、今回は一週間だけ日本に呼ばれて来たけど、帰ったらそのまま中国の他の現場に戻るそう。
欧州系のエージェントだったためか、中国人のわりに英語が堪能だった。しかもウィットに富んだ会話術。しかも見た目がフジモン。完全に持っていかれた。
こういう仕事していると、ああいうベテラン戦士のその風情やら勢いに憧れてしまう。見た目倒しじゃいけないが、その仕事っぷりを見たら場数踏んでるなあと改めて感心。

やっぱりおれはまだまだこの業界で、一芸二芸を磨きながら進化して行きたい。だって面白いじゃん。会社にも固執しないし、英語は二の次として、ちゃんと技術を磨いていれば需要は幾らでもある。今はまだうまく言えないが、誰がやっても変わらないような仕事をして腐っているより、面白い方に進んだって良いんじゃないか。改めて自分の信じた道をもうちょい頑張ってみようかと、フジモンを見ながら思ったのでした。