麺活レビュー

先週くらいからラーメンには振られっぱなしだった。あ〜今日寒いから温かいラーメン食べに行きたいな〜、と早目に昼飯行こうとした時に限って話の長い印度人に捕まったり、お目当ての店が臨休だったり、財布を拾って届けたり、急に外人に無理やりピザを食べさせられたりと、日常にはあり得ない経験も多く有ったのだけれど、神様がおれからラーメンを遠ざけているとしか思えない流れだった。

美味い蕎麦屋には出会った。店名も分からないような、地元民だけが知るあばら屋のような店。でも流行ってる。北関東、海から遠い内陸の地域ではよくもつ煮を食べる気がする。だからってどんだけ…白飯ともつ煮と蕎麦のサイズはほほ同じ丼サイズ。しかも付け合わせがパスタって、トリプル炭水化物だがや!全て想像を軽く超えてきたが、美味かったからついつい全部食べちゃったじゃないか!

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それにしても。今日は在宅勤務、妻は急に用事を思い出し外出、孤独な部屋に流れるチルなジャズ。これはラーメンが呼んでいるとしか思えないわね、とばかりに家を飛び出す(※昼休みです)。しかしいつもの店ではオモロない。少しリサーチしてみると自家製麺で5年以上前から頑張ってる店が近所にあることが判明。行ってみるとこちらも店構えはパッとしないのだが、店内は超満員だったのだ!


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どーん。嗚呼、君は今日も美しい。カレーつけ麺300g、なかなかのボリューム。マズイ店ほど色々飾ろうとするが、この潔いシンプルさが店主の自信を窺わせる。香り高くコシの強い麺がスープをよく攫う。よく冷やされた麺がだんだん温かいカレースープの温度を奪ってゆく。その温度変化によって感じる味覚も変化してゆく風情。ラーメンとはかくも面白い。麺を食べ終え、スープ割り飲んで、心身共に整ってフィニッシュ。やっぱり呼ばれてたんだ。今日は丁寧な仕事をありがとう。また来るよ。